ウェスタンガール さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.5
状態:観終わった
デーモン、ゲットだぜ!
藤本タツキさん、31歳ということで、いわゆるポケモンブーム真っ只中の少年時代を過ごされたのですね。そんな訳で、とっても能天気にして痛快な作品だろうと…、
…思っていたのですが、中々素敵なカオス展開、ブツブツと呻き続ける登場人物それぞれの絶望感、諦め、刹那的な喜びに感じ入り、各話エンディングの素晴らしさも手伝い、まったりと余韻に浸ることが出来る贅沢な作り。
謂わばMTVのようなアニメと言えそう。
中でも『刃渡り2億センチ』のインパクトに勝るものはないかと。
モヒカンラインから突き出るブレードを50cm程度として、約100cmのソーチェーンを15,000rpmでぶん回すとしょう。映画1本分、約2時間もあれ2,000kmを切り裂く計算で、まさに亜音速、銃の悪魔と良い勝負かも?
さらに、公安のコベニちゃんが良い。
何とも愛すべき存在で…。
中の方は高橋花林さん。グリッドマンの二代目さんの怪獣幼女役が印象的な方でありました。
なんやかんやと言われてるようですが、原作知らずの身としては、続きが気になります。
あと、ポケモン繋がりで…、乙一こと安達寛高氏(『サマーゴースト』の原作者としてご存じの方もおられるかと)の『ぼくのデーモン』(ネトフリ)が良い作品であった。ネット界隈では、“闇バージョンのポケモン”、“母をたずさえ三千里”等と呼ばれていることも納得の良作だ。
タイの“ IGLOO STUDIO”の作品で、独自のアニメスタジオを持って間がない東宝が提携先に選んだことでも注目の制作会社だ。