蒼い✨️ さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
脳筋わしかわアニメ。
【概要】
アニメーション制作:スタジオコメット
2023年1月10日 - 3月28日に放映された全12話のTVアニメ。
原作は、「小説家になろう」に連載しているweb小説を改訂し、
ホビージャパン社のHJ文庫から刊行されている、ハヤケンによるライトノベル。
原作イラストは、Naguが担当し、
webサイト『コミックファイア』にて、漫画家・くろむら基人によるコミカライズ版が連載中。
監督は、葛谷直行。
【あらすじ】
英雄王・イングリスの崩御。
農村の出身でありながら傭兵として身を立て、
女神アリスティアの加護を受けて半神半人の神騎士(ディバインナイト)となり、
シルヴェール王国という巨大な国を築いた偉大な建国王は今際の際に女神と再開した。
老王には心残りがあった。国と民に捧げた一生は我が誇りではあるが、
王ではなくて一介の武人として、もし生涯を己の武のために捧げていたならば、
自分はどれほど強くなれたであろう?生まれ変わりの願いを聞き届けた女神。
イングリスは前世の記憶と経験を残したまま転生したが、
その身体は騎士の名家の女の赤ん坊だった。
生まれ変わってイングリス・ユークスとなった老王は、
霊素(エーテル)を圧縮したビームを放ったり前世での戦闘技術を使えたので、
0歳のときから規格外の強さだった。
転生後の世界には、シルヴェール王国自体が記録に残っていなかったり、
天上人(ハイランダー)や魔石獣が存在していたり不可解な部分が多い。
転生後の世界は魔印武具を扱う騎士になるのに魔素(マナ)が必要であるが、
優れた素質のある者は救国の英雄としての生きる義務があり、
前世で英雄としての生をやり尽くして全うしたイングリスは今生では出世に興味なく、
さらにはイングリスが有していたのは魔素ではなくて、
神の気を纏う霊素なので、6歳の「洗礼」では、魔素が検出されずに無印者と判定。
これ幸いとイングリスは、従姉妹のラファニアに仕える見習いの従騎士として、
出世をせずに腕を磨き続けられると剣の修行にあけくれる。
誰もの目を引く美少女に成長したイングリスはラファニアとともに、
様々な出会いと戦闘を経験して、15歳で王立騎士アカデミーに入学するのだった。
【感想】
原作小説は特に読んでないですが、公式のネット配信で漫画版を読み続けている程度。
わがままボディの美少女主人公(中身がおじいちゃん)が鉄腕アトムみたいに大活躍をする。
「ドラ○ンボール」と「ワ○ピース」味のあるキャラクターと世界設定を、
美少女キャラの皮とファンタジー設定でコーティングした。ただそれだけの話。
内容にひねりもなく、単純明快にスーパーヒロインのエンタメとして楽しめばいいでしょうか?
前世設定は、主人公のイングリスが強い理由付け以外の意味が薄いような…?
主人公イングリスとその相棒のラニが生物学的には女性ですが、
見た目は美少女なのに、食い意地の張ったバーサーカーでありますし、
ストーリー上では女である意味もなく、せいぜい読者サービス的な意味合いが強いかな?
漫画では短いスカートでパンツを見せびらかしながらイングリスが戦ったりしていますが、
アニメではマジマジと下着を見せてはなかったですし、激しく動いてるはずが揺れてないですね。
他にも。お風呂のシーンでの露出がバスタオル越しで控えめになってたりで、
今のTVアニメである以上は派手にお色気をやれないのは仕方ないかも。
「AIKa」みたいに見せまくるのも風情がないですけどね。
大昔のOVAみたいなテイストのアニメを今の御時世でヒットさせるのは無理があるかな?
令和の今には珍しく、うるし原智志のクリスタニアを連想される濃いキャラデザは嫌いではないです。
マトモに作画している回は数十年前のOVAみたいな持ち味が出てて見た目は良いとは思いますが、
表情や動きがそんなに良くもないのに加えて。特に6話以降に作画がグダグダなことが多くなって、
中国に撒いて出来た質の低い原画を複数の作画監督が修正作業に追われてるといった印象。
BDでは直ってるといいですがそこは本当に残念かな?
理性も良識も前世に置いてきて、人助けはついで!で、
強敵と手合わせできるのが最優先というバトルジャンキーてのは、
主人公としてはどうかと思いますし、
ストーリーやキャラの薄さはアニメの映像で見てると、漫画で読むより更に顕著に思えました。
週刊少年ジャンプでこれを連載したら全2巻で打ち切られるレベルですもの。
書くことが特に無いので、これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。