ローズ さんの感想・評価

3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 3.0 音楽 : 3.0 キャラ : 3.0 状態：観終わった

ネットスーパー活用術

勇者の異世界転生に巻き込まれた向田剛志。
ムコーダは勇者ではないので、少しのお金を貰って暮らす事となる。
戦争が起きそうな気配を察したムコーダは隣国を目指して旅立つのだが……

ムコーダの固有スキルのネットスーパーは、現実世界でもお世話になっている人は多いのでは。
実は私も買い物に行くのが面倒なので、ネットスーパーを重宝しています。
ムコーダのネットスーパーはイオンですね。
現実世界でも通用する企業名が登場したと思ったら、扱っている商品名も実在します。
ムコーダの作る料理は肉が多かったので、肉関係の調味料が豊富でした。
エバラの焼肉関係の調味料が登場するだけで、味も想像できます。
リアルタイムで視聴していたら、完全な飯テロですね。

ネットスーパー以外で注目したいのはアイテムボックスです。
一度に使いきれない食材（肉）を保存するのですが、常温ではなく冷蔵か冷凍ですよね。
異世界でのモンスターを解体して、肉を食材とするのですが、
常温だと仮定すると怖くて肉を食べられないかも。
最近は熟成肉というジャンルがありますが、これはプロがキチンと保存しているもの。
生肉にウイルスが付着している可能性もあるので、必ず火を通したいところです。
このあたりの食肉の保存については、なろう系の御都合主義で済ませている感じがありますが。

ムコーダの旅のお供には、フェンリルという大型魔獣とスイという小型のスライムが登場。
フェンリルは大きな体という事もあり、大食漢ですね。
しかも、ムコーダの料理の美味しさに目覚めてしまい、どんどん食事をリクエストする事となります。
スイは食洗器代わりやゴミを回収する役割も。
可愛い見た目でムコーダは甘やかしますが、どんどん成長して立派なモンスターへと成長します。
フェンリルもスイもムコーダの料理の虜で、食事も豪快になっていきます。

貴重な大型魔獣を倒して、解体して肉を貰う。
モンスターの見た目では判断が難しいですが、現実世界の牛・豚・鶏肉などを想起させます。
まあ、ムコーダのネットスーパーを使ったら、最初から食べやすい食肉が入手できますが、
それでは異世界感が出ないのでしょうね。

作中でムコーダが作る料理を美味しそうと視聴者に思わせたら、アニメの勝ちですね。
現実に販売している商品の販促もありそうですが。
ネットスーパーを利用したら、簡単に入手できるものばかり。
手抜きをしたい時は、お総菜などを使い、調理する手間も省けます。
さすがに毎回、お総菜を購入すると路銀のほうが足りなくなるのでしょうね。
私はモンスターの肉を食べる事に少し抵抗はありますが、
フェンリルもスイも美味しそうに食べていますし、そんなに心配をしなくてもいいのかな。

生物が生きていくには食事をする事が不可欠です。
かなり極端な食事制限があると話は変わってきますが、作中では普通に殺生して肉を食べます。
食事に美味しさを求めるのは万国共通。
私もムコーダの作る料理を想像しながら、ネットスーパーでポチッと注文しようかなぁ。