大重 さんの感想・評価
3.4
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
ちょっと変わった、変な雰囲気の異世界転生もの。異世界の異様な価値観も良い。
1話感想
さて、なろう系異世界転生物というと、どこかで見たようなワンパターンな展開を踏襲するテンプレものばかりとなっています。
しかし本作はかなりオリジナリティがありますね。
ちょっと見ない作り、見ないテーマで、興味が惹かれました。
いきなり宗教儀式で海に放り込まれてその後転生と… え、本当に死んだの? どういう宗教だ? と驚かされたり…。
異世界転生後の主人公の反応も変だし酒の飲み方とかも変だし、本当になんだこりゃ、という展開が続いてからの…。
終盤の急転直下。
死を受け入れるのが普通で、受け入れない者は異常者とされるという価値観の世界。
こういう異世界との価値観の違いの衝突というのは良いですね。
うーん、これはなかななか心惹かれました。
色々変なのですが、変というのは変わっている、独特だという意味であって、そういう作品には見るだけの価値はあると思います。
優先順位は高め。なるべくみたいです。
…とか言っても、また本数の都合で無理かもしれませんが。
全話感想
いやまあ… 何でしょうねこの作品は。いやある種面白かったのは間違いないです。
変、というのも基本的には褒め言葉です。
変な主人公、変なキャラ達、変な展開… いやもう、何でしょうねこれ。
テンプレでは語りようがない、変な独特さを持った作品でした。
ドット絵の手抜きや作画崩れ、スケジュールは何度も遅れたようで再放送を繰り返すなど、クオリティ、進行の問題も多々あるのですが… しかしそれもこの妙ちきりんな変な世界観を描くためと言われれば、まあそうかな? という感じもします。
とにかく一筋縄ではいかない、一風変わったセンスで作られた作品でしたね。
手放しに面白いわけではないですが、ある意味面白かった、という感じです。