タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
最終話を観たあと、「このすば」1期の2話を観てごらん。
詳細は公式サイトもしくは「この素晴らしい世界に祝福を!」を観てください。制作は本家1、2期を担当したスタジオディーンではなく、「江古田ちゃん」「てっぺん!!!!(以下略)」「不滅のあなたへ2期」などを手掛けたドライブです。
というわけで「このすば」スピンオフの、めぐみんが紅魔族の里にいる時代のお話。つまり、(おそらく)最後までカズマもアクアもダクネスも出てきません。はたして「このすば」スピンオフとして主人公が出ない作品が、どれほど面白いのかというところが懸念だったわけで…
ただ、初回を観て杞憂だったということがわかりました。
ていうか、むしろ初回だけの印象では本家よりも面白かった。ただまあ、それは本家でめぐみんやゆんゆんといったキャラを知っていたからということもあるわけで、ここから観始める人は(いないとは思うけど)、ちょっと置いてきぼりになりかねないとは思います。
ドライブは「このすば」3期を担当することも発表されているので、その試金石という印象。ただ、総監督、シリーズ構成、キャラデザなどスタッフは「このすば」と同じ。そこは心配する必要はなさそうです。
まあ、肩の力を入れずに楽しむ作品になるのは間違いなさそうです。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
あれ?
なんだか、あんまり面白くなってきませんよ…
「このすば」本線で、あれだけ異彩を放って面白いキャラのめぐみんが、紅魔の里にいると存外ふつうのキャラに成り下がっているという。
というのも、本線の舞台設定に、空回りしまくる中二病の頭のおかしい爆裂娘というキャラ設定だからこそ生きたわけで、全員が中二病の頭のおかしいキャラでボケの投げっぱなしジャーマン状態では…
ツッコミ役がゆんゆん一人というのも荷が重いねえ。
やっぱり、めぐみんは爆裂魔法一本槍で、しかも使うと動けなくなってカズマにおんぶされて「しょうがねえなあ」ってなるのが面白いんであって、決して主役ではないというのも目の当たりにしている感じ。
しかも、魔法学校のクラスメイトが、あの眼帯をした子以外が全員モブ。モブではない位置づけなのだろうけど、キャラデザや行動がモブ。なので、話が弱いのなんの…
いつ「エクスプローーーーージョン!」を習得するのか、だけで1クール引っ張るのは、さすがに無理があるのでは? OVAでよかったかもね、この作品は。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
視聴後、思わず声が出てしまいました。
「うわぁ、何が面白いんだろ、これ」
終始スベりっぱなしのギャグ。今回やったことは、ニートのストーカー男に占い師の美女へ告白させること。猫の名前を「めぐみん」から「クロ」に変更させたこと。
いや、あのですね…
僕いちおう「このすば」1期、2期と劇場版も観てるんすよ。
ふつう、人気作のスピンオフって、それはそれとしても面白いもんじゃないでしょうか。なんだこれ?
もういいですかね、これは。
いつもなら離脱するとき「お好きな方ごめんなさい」って言うのですが、えっと僕が「このすば」を「お好きな方」なんですけどそれは…
というわけで、3話まで観ましたが、「このすば」お好きな方にもおすすめできないです。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
とは言え、とりあえずはこっそり視聴を継続しておりました。
でだ。
最終話のラスト、カズマとアクアに声をかけためぐみん。ここで本作は終了ですが、そのあとに「このすば」1期の2話中盤、このシーンから観てみるといいですよ。
なんでこんなに面白い作品のスピンオフが、こんなにも退屈なのだろう。
と思うこと請け合いですw
というわけで、まあファン向けのOVAを12話やったよという感じ。なんというか、いいんじゃないすか、とりあえずは。
{/netabare}