鹿羽 さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
「CLANNADはかつて人生だった」
この作品を久々に見直しました。
人生の岐路に立たされている中で、この作品から学んだモノや価値観を再度思い出すためだ。
しかし、なんだろう?この作品を今見ると、この作品に描かれているモノはすでに失われたではないか?失われたモノであるから、かつてのわたしは強く惹かれて心に残っていたのではないか?
そんな気持ちが込み上げてきた。
不良って2010年くらいを境に絶滅危惧種なんですよね。
渚との出会い方なんかもスマートフィンんがあったらお互いスマホを見てすれ違っただろうし、、
(わたしが学生の頃にはすでにスマホが普及していたし、LINEがあった。)
失われた偶然、失われた思いのぶつかり合い、そして絆
(自分以降の世代では、全員ではないのだろうが、少なくとも多数派であるように思う)
現在、この作品を見ようという意思も集中力もなくなったのは年齢のせいかと思っていたけど、スマホの普及で手軽なものばかりに触れて忙しなく時を過ごし、余韻や感傷に浸ることを忘れたからではないのか?
「CLANNADはかつて人生だった」
ゲームをやり直す時間はないので、アニメを見返し、感傷に浸りながらそう思った。