みのるし さんの感想・評価
4.4
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
主だったテーマは『女子最強』でした
これはなかなか難しいハナシでしたねぇ。
最近やたらと話題に上るトランスジェンダー問題ね。
要するに心と体がひっくりがえっちゃってるとゆう。
少し前は異性同一性障害とゆう言い方がポピュラーで、たしか金八先生の3期か4期かで上戸彩が世に出るきっかけになったテーマがこれだったような。
ほんとにそおゆう障害を持った方は世の中にそう多くはないけれど確実にいてはることは事実ですけども、そおゆう性的マイノリティを差別するのはいかん!とゆー時世に乗っておのれ変態のくせに『オレってば心は乙女だし』とか言ってムスコビンビンで女子の世界に突撃してくる輩がいてることも事実だろうと。
だけどそれゆうと差別だとかゆわれて後ろに手が回るってんでだんまりこくゆうのを昨今の一般的な価値観にしようとゆうたくらみもおます。
とゆうことで『おにまい』。
妹が開発した薬によって引きこもりのオタクアニキが少女になるとゆう話でした(なんやそれむちゃくちゃやな)。
文字通り心はオッサン。体は少女。
いわゆるトランスジェンダーですな。
最初は驚異的な作画力が話題で沸騰した感もあり、とりあえずなんのけなしに見始めたんですが、テーマがそれだとゆうことで『なんかややこしい話になるんちゃいますかぁ???』とかなりうがった見方で見続けとりました。
結論から言いますとですね、そおゆうハナシでは無かったですわ。
厳密にゆうとそおゆうナーバスな部分にはあえて触れなかったといった方がいいですかしらね。
主だったテーマは『女子最強』でした。
女の子はいつもカワイイ。
なんかもうひたすらキャッキャキャッキャしてるのが延々続いてまあ。
それを中に入って、実感して、そおゆうのんっていいよねってゆうハナシでした。
ただまあ最終回はちょっと違いました。
女の子になったお兄ちゃん。薬が切れて股間に{netabare}ちんこ{/netabare}が生え始めてきてやばいと。
どおするんだ!?と。
で、この物語の結論。
やっぱ女の子は女の子の体でなくっちゃね!ってゆうことでした。
そこはボクも大いに賛同するところであります。
やっぱり水泳女子競泳の試合にいくら心がオンナだからといって前もっこりのオッサンが出て、軒並み金メダルを獲得してゆくとか、そおゆうのんはあかんと思うのですよ。
とまあ、今どきの実に旬なテーマのアニメでしたなと思いました。
にもかかわらず社会的・政治的なにおいをみじんも感じさせないつくりになっておったところが制作側の腕を感じました。
また作画レベルも次元の違う完成度で、特にEDはすごいの一言でした。
おもしろかったです。