リクポテ さんの感想・評価
4.6
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
自分の気持ちに正直になるということ(v_v)
ラノベ原作 未読
高校2年になった主人公高須竜児は学校中で恐れられている手乗りタイガーこと逢坂大河に出会います。竜児は大河の親友の櫛枝実乃梨が好き、大河は竜児の親友北村祐作が好きであり、互いが互いの恋愛を応援し後押しすることになります。
本日2週目しました。
前半はキャラ紹介とギャグがメイン、後半からかなりシリアスになっていきます。
この作品のすごいところはとにかく起承転結の秀逸さだと思います。正直1話を見るだけで結末は分かってしまうと思いますが、その結末へと向かっていく過程がホントにすごいです!
起承転結の結の部分を最高の気分と感動で味わえるように、全ての話がじっくり丁寧に作られていると思います。
その要素としてやはり各人物の、特にヒロインたちの心理描写が非常に巧みに表現されていたところでしょう。大河・みのりん・あーみん、どれも強烈なキャラなのですが後半になるにつれて各々の複雑な感情が表情や声色などにも表れていました。声優さんの演技力があったからこそだと思います。
名シーンや名言もいっぱいありました。
{netabare}
名シーン
・生徒会長に大河が殴り込みにいくシーン
・みのりんの廊下での告白シーン
・やっちゃんが母親に「竜児くん立派に育てたね」と言われ号泣するシーン
そして名言
・「竜児は私のだぁ!誰も触るんじゃな-い!!」
・「ふっざけんな!私の幸せは私がこの手で!この手だけで掴みとるんだ!私には何が幸せか私以外の誰にも決めさせねぇ!!」
・「廊下で転ぶと鼻血が出て、人生で転ぶと涙が出るんだ」
そしてあーみんですが、名言はないものの、ストーリーにおいて彼女の発する一言一言が核心をつくものでした。
自分も竜児が好きでありながら、大河を影で応援していました。
結局一度も竜児には振り向いてもらえませんでした。
もしかするととらドラで一番辛い思いをしたのはあーみんかもしれませんね(v_v)
それでも作中一度も涙を流しませんでしたね。
本当に強い子だなと思いました。
間違いなく陰の主人公は彼女でした。
{/netabare}
音楽も良いですね。
1stOPの「プレパレード」も好きなんですが、やはり2ndEDの「オレンジ」が名曲だと思います!歌詞も本編とリンクしていて切なくなります(≧Д≦)
2クールで全25話なのに全く長さを感じさせないです。
2週目してさらに魅力に気づけた作品でした!
これだけ評価されているのも納得できますね。
是非一度は見てほしいですね(~o~)