ADD さんの感想・評価
5.0
物語 : 5.0
作画 : 5.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
もっと早く見たかった。
リリアン(女子高)での三年間が、生涯ずっと彼女たちの心に大きな存在として残りつづける。
この物語では高校生活しか描かれていないけど、
きっとこの子たちは卒業後も上手く生きていけるのだろうな、と思う。
ずっと温室のようなリリアンにいたい、ずっと一緒にいたい、未来は今より辛いかもしれない、思うことはいっぱいあるだろうけど、
彼女達がひねくれずに、すごく自然な心もちで未来へ向かってく姿にジーンとくる。
卒業しても、また会える、「時間はたっぷりあるから」、とお互いに思える関係がいい。
それは結婚や恋愛ではないもう一つの強い絆。
(こういう女同士の強い友情を百合と区別して「ロマンシス」というらしいです。)
見終わった後、自分の中で長い間モヤモヤしてた何かが消えた気がする。
(マリみて全話見てからの感想)
印象的ないいシーンが多いアニメです。
なかでも自分が好きなシーン → {netabare}
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
・数十年も前に別れたリリアンの年配OBの二人が再開するシーン。
学園長と春日せい子さん(いばらの森の著者)や、
弓子さんと彩子さん(祥子さまのお婆ちゃん)が再開するシーン。
・聖さまが祐巳に「祐巳ちゃんになりたいと何度も思った。」、「祐巳ちゃんを見て、もう一度ちゃんと普通の学生生活をやり直したいと思えた。」と言う場面。
・瞳子が初等部の頃の白地図の思い出。
瞳子って超暗いなと。傍からすれば何てことない話にみえますが、きっと瞳子にとっては人生のあらゆる場面で思い出される印象的な記憶だったのかもしれません。
好きなセリフ
「あなたも人のいない楽園に行きたいタイプ?」
「友達は損な役回りを引き受けるものよ」
「あなたを気にかけているのは私だけじゃないのよ」
「世界は二人だけでできているわけじゃないのよ」
「スールにはならないけど、私たちこれからもずっと友達だからね」
「絆を一つずつ自ら断ち切ってきたくせに、寂しくて寂しくてたまらない」
他にもいっぱいありますが、このくらいにしておきます
マリみてを見て、好きなシーンを見つけてほしい。
{/netabare}