ハウトゥーバトル さんの感想・評価
3.2
物語 : 2.5
作画 : 3.0
声優 : 2.0
音楽 : 5.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
蒼の巨匠
音楽アニメです。
音楽アニメか...?
音楽アニメと評して良いのか否か判断が曖昧です
というのももちろん本作は「音楽に向き合いながらそれの本質を見極め楽器とその他の上達を映像化したもの」という点においては従来の音楽アニメの定義に通じるでしょう。
しかし個人的印象ですが、本作は最後の10分のための2時間程の長いpv、という感じ。最後の10分を如何に充実させるかに命を懸けているような気がします。
正直そこまで内容を気に入っている訳ではなく、本作の小説や原作漫画を買うかと問われれば、否と答えるでしょう。原作漫画ファンには申し訳無いのですが、本作はアニメ化してようやく面白いと言えます。
もう少し詳しく触れましょう。よく「最後の10分で全ての見方が変わる」なんていう宣伝文句がありますが、あんなのは嘘です。しかし本作においては「最後の10分の記憶を消してもう一度みたくなる」と宣伝して良いです。最後の10分、正確に言うと映画の終盤にある演奏。この演奏のために最初から助走があります。例え加速度が低くても距離が長ければ最終速度は異常な速さを示します。お膳立てされた最高スピードで駆け抜ける様はラストに相応しい完璧とも言える演出と演奏。
元々私がジャズ好きというのもありますが、高揚感と興奮が溢れてくる良いシーンでした。
サントラ買います
ストーリー
{netabare}
ジャズに憧れジャズを愛した主人公は上京し、東京に引っ越してた友人の家に転がり込む。たまたま入ったバーで仲良くなったマスターに紹介されたクラブにて最高のピアニストを発見し、試験され、組むことになる。友人がドラムを始め、初ライブ。最初は上手くいかなかったがライブを重ね有名になっていった。そして日本のジャズの最高点に立てると決まってからピアニストが事故で右手粉砕。ドラムとサックスでやり切ったあと、アンコールにてピアニストが片手で参加。最後の演奏を終え、バンドは解散。主人公はアメリカへ飛び立った
細かいとこはいいんですよ。アンコール泣きましたね。ピアニスト多分どっかで再登場するんだろうなぁ、とは思ってましたが解散アンコールで出てくるとは。
最初演奏シーンが安っぽい3DCGだった時は激萎えしましたが、ラストライブでは手書きもあり、演出も相まって素晴らしかったです。
{/netabare}
声優は触れません
劇伴上原ひろみさん!?
そりゃ最高なわけです