RFC さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.5
作画 : 5.0
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
失われた目的のための不毛な戦い
嫁がこれのゲームやってて(私は内容を知りませんが)
なかなか物語的にヘヴィというので視聴開始。
【作品概要】
地球が機械生命体という地球外の何かに占拠され、
人類は宇宙に避難。
地球を奪還するためにアンドロイドを地球に派遣している
という物語です。
【作品に対する感想】
紆余曲折ありましたが、
不毛な戦いの物語の救いの無さ・・。
そんな感想でした。
不毛の先に相互理解に至れたら、まだ救いがあったのかなぁ。
人間って同じフォーマットの生き物の間でですら
相互理解が難しいんだから、
「出来なかった」って終わりもまたリアルなのかなぁ。
しんどい物語も、救いや得られるものがあってこその
エンターテインだと個人的には思ってるので、
ただ不毛でしんどいだけだと
ほんとにただ疲れるだけなんですよね。
で?結局どうなるの?な終わり方だったんで、
ゲームやアニメの続編の販促的な立ち位置の作品なのかな?
とは感じました。
1)物語
登場するのは人間の形をしたアンドロイドと
露骨なロボットの機械生命体。
西暦は5000年くらいだったかな?
{netabare}
途中
「もしかしたらアンドロイドたちは地球奪還の使命を
帯びたまま戦い続けているも、人類はすでに滅亡している?」
って思っていたら、やっぱりそうだったんですね。
人類滅亡の後を見る…というのは私的に結構ストレス。
FF13-2もそういったシーンがありましたが、
言葉にまとめられないストレスを感じるんですよね。
あるべきものが無いってのがストレスなんでしょうか。
この作品においても、例にもれずにストレスを感じます。
団地の跡、ショッピングモールの跡、居住区の跡…
いるべき人がいない違和感がストレス。
だからこそリアリティがあるとも言えます。
ちょっとマブラヴのBETAを連想します。
{/netabare}
機械生命体が人類を学習して模倣しているのも
得体のしれないストレスですね。
得体のしれない気色悪さがストレスですが、
それもまたこの作品の魅力なのかもしれません。
2)作画
バトルを含め高いレベルだったんじゃないかと思います。
主人公2Bのフィギュア見る限り、
ちょっと肉感的過ぎて抵抗あったんですよね。
しかしアニメの方はシュッとしてて杞憂に終わりました。
そして瞳がきれい。
ただあのゴスロリメイド衣装を採用したのは
作中のどういった立場の人なんだろう…
とは気になりました(^^;