U さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – 逃げればいい
原案、谷口悟朗のメディアミックス キャラデザ原案:コザキユースケ
制作: ポリゴン・ピクチュアズ
AIに決められた居住区から逃げたい人々を助ける「逃がし屋」の活躍を描く
<メモ>
9話までは1話完結でわかりやすい。
スライムのマルテースが穏健派と強硬派で脳内会議をしたり分裂するのが面白かった。
夜逃げというと家族で逃げるイメージだけどこのアニメでは皆1人。
AIが生態系を管理しているということなので、親兄弟は存在せず皆が試験官ベイビーとか?
東京以外はどうなってるんだろう?
嶺内ともみさんは昨年声優業を廃業されましたが、
置かれた場所から逃げたかったのではなく
新たな夢が見つかったとか、大事な人との時間を大切にしたいとかの前向きな理由だといいな。
<主要登場人物>
・エクア:嶺内ともみ 女子高校生(未来予知能力持ち) 喫茶店「ボストーク」のオーナー
・フェレス:高橋李依 前線担当の魔族 早撃ちを得意とする魔法使い 新宿クラスタ出身
・マルテース:長縄まりあ 工作や戦闘を担当(スライム) エクアが大好き
・アルガ:速水奨 技術、戦術サポートするAIロボット
・ウルラ:三木眞一郎 前衛担当 狼の獣人
<ストーリー>
人類は種の繁栄のため生態系を管理するAIを作り、「人類の多様化実験」を実行。
常人・獣人・魔族などの遺伝子改造による「多様な人種」と、
壁に囲まれた「クラスタ」と呼ばれる「多様な街」を創造した。
数多存在する「クラスタ」は、それぞれ独自の文化を有し、そこに適正をもつ人類が生活している。
そして、滅びることが無いよう、常にAIに管理されながら暮らしているのである──。 HPより
御茶の水クラスタの高校に通うエクアは同級生のフェレス、後輩のマルテース、獣人のウルラ、AIのアルガと共に「逃がし屋」をしていた。
Mという人物から亡命希望者の「とんずらダンス」動画が届くと、自分達のいる御茶の水クラスタ以外の住人でも助けにいく。
御茶ノ水クラスタ 学園都市
新宿クラスタ 仁義を重んじる物騒な街
三軒茶屋クラスタ 魔法少女がいる街
池袋クラスタ 東(共産主義)西(資本主義)に分断されている
上野クラスタ パンダが住んでいる
お台場クラスタ パンツの着用禁止
白金クラスタ 心豊かに暮らせる街がコンセプト(住人がモデレーターをお世話する)
府中クラスタ 監獄
府中クラスタに収監されていた人々を解放したあと、
エクアの予知能力がなくなってしまう、待っていたようにエクア達の居場所である喫茶「ボストーク」が監察官ドローンに襲われる。
さらに御茶ノ水クラスタでアップデートが行われ条例が施行。
逃がし屋の取り締まりが強化されエクア達は追われる身となってしまう。
エクアによると3年前に「逃がし屋」をはじめた時から
依頼人を紹介してくれたり、大江戸地下鉄のパスを用意してくれたMさんとは
実は世界の管理者ザ・マネージャー(超AIの神様みたいな存在)だった。
遠い昔、ザ・マネージャーと呼ばれるAIは人類から求められ多様性を尊重した完全なるユートピアを建設したが
人間の理想は多種多様なため生じてしまうクラスタに馴染めない不満因子を他のクラスタに亡命させるため「逃がし屋」を助けていたのだ。
そのため「逃がし屋」の取り締まりはザ・マネージャーの意志とは思えないエクアは状況把握のためザ・マネージャーと連絡が取れる端末(公衆電話)がある三軒茶屋クラスタへ。
ザ・マネージャーから「ここから逃げたい」という音声データ(とんずらダンスのリズム)を受け取ったエクア達は大江戸城を目指す。
ザ・マネージャーはモデレーター(各クラスタの管理者)の制御ができなくなり疲れているようだ。
ザ・マネージャーのコアデータを抽出し人格化(大江戸城には初期化したAIが残る)したMを連れ大江戸城からの脱出を計るが。。。
エクア達は逃げ切れるのか。
22.9.10