テナ さんの感想・評価
4.0
物語 : 4.0
作画 : 3.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
人と付喪神も家族
私は妖怪とかも好きなんでタイトル的には期待した作品でしが、これは面白いかな?
内容は付喪神の話なんですけどね。
主人公の兵馬には家族(兄と姉)を付喪神に殺された過去がありました。
だから、彼は付喪神全てが許せなくて……
出会う付喪神を封印し続けてました、そんな彼は長月家でお世話になる事になりますが……
当主の長月牡丹以外は付喪神達が住まう家……
それが長月家…………
早速、付喪神に喧嘩を売る兵馬……
で、牡丹に付喪神が牡丹を誑かしているのではないか?と話し始める。
付喪神と生活するのは危うい……
付喪神は化け物の類いだから身内として扱うのは異常だと……
牡丹がブチ切れる!
当然です。
家族を馬鹿にされて化け物扱いされて……
自分の生活や考え方を突然来た人間が何も知らずに否定される。
確かに、周りから見たら危ういものにも見えるかもしれない。
でも、それを自分の勝手な判断で何も知ろうともしないで勝手な意見を押し付けて否定されたら誰だって怒ると思います。
これは絶対しちゃいけない事です。
兵馬の気持ちは解らなくはない……
多分自分の経験から本気で心配してるんだと思います。
自分のような付喪神に家族殺されて辛い思いをする人が減るように……
兄と姉のように付喪神により命を落とす人が少しでも経るように……
だから、付喪神を殺し続けた。
付喪神の善悪なんて関係ない……
いつか、もしかしたら目の前の付喪神が人の命を奪うかもしれないから……
けど、そんな決めつけは良くないよね。
付喪神だからって理由で全ての付喪神を傷つけていい理由になんてならない。
見るべきは「もしも」ではなく「今」であるべきですよね。
そうして、牡丹に3日間で付喪神に歩み寄る様子が無ければ出て行けと言われる……
牡丹は優しいなぁーw
多分、私なら期限は与えないと思う。
それに怒った後も冷静に考えられるのは凄いw
私ならしばらくプンプンしてますよww
で、兵馬も付喪神と歩み寄る為に一緒に仕事をしたりと少しづつ打ち解けていく。
まっ、最初が最初だったから簡単にはいかない部分もありましたが、仕事を共にこなす事で少しづつ変わったゆく。
ただ、この牡丹と付喪神の絆って素敵だなぁと思いました。
付喪神達からは本気で牡丹を大切しよう守ろうって気持ちを感じて、牡丹も付喪神達に家族として接する気持ちを感じました。
ただ、縁w
婚礼の付喪神だったんだww
付喪神達の気持ちは嬉しいけど……
そう言うのって……ね?
自分で見定めるたいよね?
好きな人は自分で決めたいよねw
そこは余計な事よねww
旦那様候補と言われた、兵馬の結論の精神鍛錬はないよねww
これは酷いよねww
後は牡丹のフォローに対しての「迷惑だな」とか「気にしてない」とかも悪気がないのは解るけど……もっと他に言葉あるでしょう?ってなりますww
結局、最後は和解するけど……うん、兵馬は言葉足らずww
兵馬は牡丹の真実をする。
かなりの重要人物でしたね。
まっ、ヒロインですからね、、、
危険はないけど危険な状態にある彼女……
彼女は孤独な子供時代だったんだね。
今は元気一杯で明るくて優しい女の子ですが、そんな風に振る舞えるまで沢山傷ついてきたんだろうね。
それでも、彼女が今幸せそうに生きてるのは付喪神の皆が彼女に手を差し伸べてくれていたからなんでしょうね……
けどね。
兵馬が言う様に私も牡丹は強いって思いました。
周りってね、手を差し伸たりしてくれるけど、どれだけの人が手を差し伸べたとしても本人に立ち上がる気が無ければ意味がないんです。
牡丹にはそう言う手を掴んで立ち上がる力があったんだって私は思うんです。
勿論周りの支えがあるからってのもあるけど、やっぱり本人次第なんだと思います。
兵馬が牡丹の家族(付喪神)に「良い家族だな」って言うのは、兵馬が成長したんだなぁ〜と感じました。
最初は否定していたけど付喪神を知って牡丹を知って考え方が変わったんだなぁ〜と思いましたね。
反物の話しは牡丹に巻きついた時に一反木綿!と思った人って何人くらいいます?
私は最初は一反木綿かと思ってしまいましたw
私だけですか?
さて、京都三代付喪神……強いね……
強いけど……「お時間です」からのビリビリは威厳がないなぁww
けど、これが今の兵馬の実力か……
彼は強いけど、やっぱり強いだけじゃ化け物レベルには太刀打ち出来ないんですね。
カイに聞かされた話。
牡丹が「カラカサの付喪神が動き出したそもそもの理由が関係してる」、「牡丹が人を信用出来ない」と聞いた兵馬の反応は、カラカサは聞き流してましたww
牡丹の「人を信用出来ない」ってのは私は逆に優しい人なんだと思いました。
結局、自分の為に誰かが命を落とすのが怖いんだよね。
それは相手の事も考えられる優しい人だからではないでしょうか?
牡丹の過去を聞いて牡丹の感じた恐怖ってそこが1番大きいのかな?って思いました。
けど、その優しい理由が人と親しく繋がれないと言うなら少し寂しくは感じる。
多分、門森代表が見た化け物と呼ぶ牡丹はこの事件の直後かな?
牡丹に記憶がないらしいので……
代表の言う化け物は多分、牡丹ではなく牡丹の中にある者?
牡丹の話を聞いた、兵馬の反応はなんと言うか……なんか凄いや。
もしも、私なら「辛かったね」とか「それは怖いよね」とかしか言えないかもしれない……
言葉に詰まるかもしれない……
けど、兵馬の「自分を信じてみてはいかが?そもそも自分は悲願があるある以上死ねないしその為に今も鍛えてる!ご存知だろ?かつ!自分が人を騙したり利用出来る人間だと思うか?自分を信じてもらっても問題ないと思うが如何か?」
「誓うよ。自分は裏切らないし死なない!俺は君を守り通してみせる。」
これはは凄いww
多分、私も力になりたいとは思うけど言葉に出来るかな?自分を信じろなんて、あんな自信満々に言えるかな?
死なないって何も根拠ないじゃん?
そもそも兵馬を信じる信じないの話じゃなくて、人を信じられないって話よね?
少しズレてるゾww
けど、それが兵馬なんだ!
兵馬って牡丹を知る度にいつも「え?」ってなるような発言をする。
いつもズレてるようで突拍子もなくて……
でも、必ず牡丹の心に寄り添って手を差し伸べられてる。
牡丹「問題を単純化させすぎだと思うけど、本当に信じていいの?」
人を信じよう……兵馬?を信じようとさせるような言葉がと行動が出来るのが兵馬なんだと思う。
いつも、最後は牡丹を笑顔に変えてしまえる。
そんな彼だから付喪神達も牡丹を彼になら託せると思えたんじゃないかな?
そんな彼だから、牡丹は兵馬を気にし始めていたりするんじゃないかな?
言ってることは無茶苦茶かもしれないけど、その無茶苦茶を通してしまえそうな気がする。
この作品は戦闘シーンは割と良かったかな?
大迫力って程ではありませんが凄く見やすい戦闘シーンが多かったです。
何よりも兵馬や牡丹のやり取りの良さや物語の面白さに引き込まれました。
後、EDが凄くいい曲ですね。
EDがムービーが結婚式で素敵だなぁ〜ってw
付喪神達も幸せそうな顔して笑ってるのが素敵だなぁ〜ってww
ムービーのせいで結婚式に流したい曲になってきたww
更に2クール目が2023年夏!
楽しみ!