「ブルーロック(TVアニメ動画)」

総合得点
75.5
感想・評価
309
棚に入れた
938
ランキング
802
★★★★☆ 3.9 (309)
物語
4.0
作画
3.9
声優
3.9
音楽
3.8
キャラ
4.0

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ネタバレ

テナ さんの感想・評価

★★★★☆ 3.8
物語 : 4.0 作画 : 3.5 声優 : 3.0 音楽 : 4.0 キャラ : 4.5 状態:観終わった

エゴ

サッカー漫画のアニメです。
原作も読みました。
人生初のサッカー漫画です。

主観がまず面白い。
サッカーアニメだけど、普通と違うのが、あくまでも個人競技に主観を置いてます。
普通なら学校に所属して部活で大会優勝みたいな話とかが多いかも知れませんが、これは一流のストライカーになるのが前提の作品です。

他人と協力して勝利する……ではなく俺がゴールを決める!って意気込みのアニメ。

で、ブルーロックの監視者の絵心甚八
彼の言う「エゴ」には半分理解出来る。

私はチームは協力するべきだと思います。
協力してサポートし合って頑張って得た勝利の光景素晴らしいです。
だから、最初は絵心甚八の意見には否定的だったけど……確かにスポーツでもなんでも「俺が決める」って意思、エゴって大切ではあります。

何事に置いてもですが、決めるべき所で動かない人っています。
決めようとして、決まった、決まらないってのは私的にはどちらでもよくて、決める場面で動けない。

決まらなくてもいいけど、動かないと決まるものも決まらない。
何もしないで終わるより何かをして終わる方が悔いはない。
だからこそ結果よりも行動する事が大切になると思うんです。

これは昔、チームプレーをしてた時に思ってました。
「自分に自信がないのか」
「決まらなければ責められると思うのか」
「誰かがやるだろう」

と考えてるのか知らないけど、動けないで終わる子に私は「結果なんて気にしなくていいから決めるべき場所では決めようと動いてね。勝てるものも勝てないよ」ってよく声をかけて居ましたが……

中々動けずで、私はよく「どうしたら自信がつくかな?結果よりも自分が後悔しないように動いて、決まったら楽しいし思い出にもなるし負けてもチームの結果だから誰も気にしないのに」と悩んでました。

だから、絵心甚八の言うエゴは大切だと感じる部分が確かにあります。
けど、エゴの前にチームプレーです。
だから、チームプレーが出来た後に必要なのがエゴであり彼の言い分は半分理解できるかな?と思いましたね。

まっ、多分絵心甚八の言いたい事は、簡単に言えば「黒子のバスケ」でチームプレーを意識した黒子とは逆の道を行った自分達の実力のみを信じた昔のキセキの世代の彼らのような人間を育てる。
それがブルーロックのやりたい事です。

さて、サッカーは私は詳しくはないんで余り深くは語れないのですよね。
最初はサッカー鬼ごっこ。
1人脱落させるゲームですね。
天才のイケメンがやられました。

確かに甚八の言う事って言葉はキツいけど的をいてるなぁ〜とは思います。
結局、1秒でも残っていたらアクションを起こせって事だよね。
1秒を1秒しかないと取るか、1秒を1秒しかないと取るか、彼が負けたのはそこな訳ですし。

ブルーロックを追放されたらプロのサッカー選手にはなれないそうです。
これは、物語が進むと理解出来ますが、ブルーロックの選手って普通の人達なのに徐々に常人離れしてくるんです。

彼らがプロになる頃に同世代にブルーロックの常人離れした同じフォワードの選手と比べられたらどちらがスカウトされるだろうか?

サッカー選手を目指した人が全員サッカー選手にはなれない狭い門を通過できるだろうか?
そう言う意味かな?
まっ、ポジション変更すれば可能性はあるかもしれませんが……

ポジション変更して前線でやれてるのは「弱虫ペダル」のスプリンターを辞めてオールラウンダーに転向した鳴子章吉くらいですww

ブルーロックで追放された人達は……あっ!これはダメだ原作ネタバレだ!言わない('×')

次は11対11の勝ち抜き戦
サッカーの常識を崩し、サッカーを理解する為の0から1にする。
成績下位のチームは脱落。
これも1波乱ありましたね。
ルールがルールだけに裏切り者が出たり……なんでか主人公の潔のチームだけwww

久遠のどうしても勝ち抜き生き残りたい、それもエゴかもしれないけどさ。
そのエゴで生き抜いてもこの先絶対に生き残れないよね。
だけど、最後にチームを信じた彼の選択肢はかっこよかったかな?


3対3はのチーム戦はエゴとエゴの化学反応を起こすための戦いなんですが、潔と蜂楽に凪って組み合わせがいいですね。
化学反応がカッコよすぎ!

3対3の戦いで負けたら仲間を奪われる、または奪う。
これによりメンバーが入れ替わったりするのがまた見ていて楽しかったですね。
負けたチームの悔しさなども凄く伝わる部分も多かった。

この話の最後に「運」についての解説を絵心甚八がしてましたが、興味深いですね。
確かにそう考えたら運も行動と考え方で少し操作出来そうな気がしてくるのが不思議ですね。


VS世界選抜
やっぱり強いですね……世界ですからね。
自分の現状の実力を図り、目標を目の前で実感し、世界レベルの実力を知る為の戦い。

潔も話してましたが凛は確かに凄いですね。
実力ある人と戦って人は大きく訳けて3つのタイプが居ます。

実力差を知りダメだと諦める人

実力差を知りスゲーと憧れる人

実力差知り悔しいと想える人

凛は3つ目ですが、相手が格上だろうと勝つつもりで試合をするのは大事ですよね。
勝てる負けるは関係ない、勝つ気力で 挑んだ試合は勝っても負けても必ず得られるものはありますからね。

更にはブルーロックの存続を掛けた試合
ビッグマッチ!ブルーロックVS日本代表が決まりましたね。
世界選抜に敗北したブルーロックメンバーが敗北で何を得たのか、ブルーロックで学び何を得たのか、ここから一人一人がどこまで成長出来るのかが鍵になってきそうですね。


さて、個人的に最初は千切豹馬が私は好きだったのですが、最近は凪のカッコ良さに持っていかれます。

凪 誠士郎は私のイメージする天才です。
何事にも天才と呼ばれるプレイヤーは存在しますが、それは日々の練習と経験を積み重ねた上の評価された天才だと思います。
「凄いから天才」ではなく「凄い努力の積み重ね天才に至った人達」です。

しかし、凪はサッカーを初体験で知識もなくブルーロックに来る半年前にサッカーを初めて得意のトラップを駆使して無敗を誇った。
それは、まさしく天才だと思います。
未経験者が経験者達を上回る。それは天才です。
しかし、凪はブルーロックに来て潔達と戦うまで本気でサッカーをしてなかった。
だから、ブルーロックでは負ける事もありますが、凪が本気になりこれから経験を積み努力を重ねたら天才はどこまで進化するのだろうか?
それは凄く感じました。

そして、劇場版「ブルーロック EPISODE凪」が決まりましたね!
これはどれくらいだろ?
凪が主人公の凪目線のブルーロックです。
原作は現在2巻まで発売していて、原作進み具合だとやっぱりチームVvsチームZくらいまでが劇場版となりそうな気はしますが、どうなるか楽しみですね。

さて、ホントはサッカーのカッコイイシーンとか技とか紹介したかったんだけど……
サッカーのルールや技を知らない私に上手く表現する手段がない(*꒪꒫꒪)𓏸𓈒
ただただ、凄い動きをしててカッコイイくらいかな?
サッカーに関しては他の方のレビューが詳しいかも?

なので、私は少し印象的なシーンを


千切のエピソード

凄く早いストライカーなんだけど昔の怪我をして、次に怪我をしたらサッカーは二度と出来ないと言われて、サッカーで本気を出せなかったけど、最後は自分を信じて走り出せた男の子ですね。

確かに次に怪我をしてサッカーが出来なくなる。
好きな物が出来なくなるって怖いですよね。
でも、うん、好きな事で全力出せないのも辛いと思うんですよね。
だから、怪我の事よりも今の自分の本当の気持ちで、走り出せた千切はカッコイイなぁ〜って思います。

そもそも、ブルーロックに来たのは世界一のストライカーに興味があったからでしょう?
じゃなきゃ来ないと思うんですよ。
ただ、サッカーしたいだけなら部活で楽しんで卒業して社会人サッカーチームに入っていれば良かった訳だからね。
内心はそれが嫌だから多分この場所に来たんだと思いました。

蜂楽 廻の怪物の話

個人的に雰囲気が好きです。
こう言うなんて言うんだろ?不思議系?マイペース?的なキャラは割と私に刺さるので多分こう言う雰囲気のキャラは好きなんだと思います。

後、なんか秘めてそうなのが魅力かな?
一応、ブルーロックでは凪とか天才キャラは存在しますが、そうした天才の分類に1番近いのが蜂楽かな?と思います。
ブルーロックで最初に才能を開花させたり仲間と連携を合わせられたりと何か凄さを1番感じたキャラかな?

彼も多分天才肌だけど1人でサッカーをしていた。
イマジナリーフレンドに試合中もパスを出したりと……でも、そこには誰も居なくて……だから欲しかった。
サッカーの戦況や戦術を読める仲間……
怪物が居る場所からパスを受けてくれるサッカーを理解してる友達が……
周りには彼が歪なパスをする人に見えたかもしれないけど……多分、試合の状況をしっかり読んだパスではあったのかもしれません。

もしかしたら、彼がいつの日か周りの言葉で怪物へのパスを辞めてしまったいたら今の彼はなかったかもしれませんね。


ナギ&レオ

3VS3から更に険悪になった2人。
ナギ達が選んだのはレオではなく千切……
ナギはレオに声を掛けるもレオの「だったら摂れよ」ってセリフにナギが言い放つ。

このシーンは視聴者はどう捉えてるのだろ?
ナギが冷たい?レオが可哀想?
私はナギの言葉が正しいと思いました。

2人の目標は「2人でサッカーをする」のではなく「2人で日本一になる」です。
前者ならいいんです。楽しく仲良くサッカーをすればいい!

けど、後者なんでしょ?
日本一はそんな甘くないよ。
レオはナギと離れて、絶望してるけどさ日本一はそんな簡単な話じゃないしここで折れてる様じゃぁ日本一になる前に立ち止まってしまう。

だからこそ、お互いが磨けるものを今は磨きゃなきゃいけないんじゃないかな?
それにナギは信じてるんだよ。
レオなら日本一になれる、自分が選ばなくてもレオはレオの力で上がってきて、一緒に日本一になる未来を!
だから、ナギが選ばなくても大丈夫だと信じてる。
最初にレオと組むのを辞めてたのだって信じてるからなんですよね。
「約束」を


この作品は何が面白いか。

まずこの作品に出てくるサッカー技ですが私はよく暇つぶしにTikTokを眺める事があるんですが、よく流れてくるのが、ブルーロックの技をやってみたってのが流れてくるんですが、実際に出来る技の様ですね。

蜂楽の空中エアラシコとか技名知らないけど右足で左の太ももを反らせてボールを空中にあげる技とか、凪の2段式フェイク・ボレーとかもありましたね。

ただ、凛のバーティカルスピンダイレクトシュートは速度が早すぎて触ったら手がちぎれる事や彼らの試合してるゴールサイズがミニゴールらしく距離的には不可能らしいですが距離を取れば出来るシュートみたい?です。
よく凪のトラップとか凪の技は再現されてるのを見ますね。

次にブルーロックはサッカー漫画だからチーム戦ではあるもののブルーロックのルール条は個人技でもある為に時には仲間で時には敵と言う夢の共演もあれば敵としても熱い展開もあるのが面白いギミックかな?と思います。

後、動きの中にキャラの表情や心情をよく描けて居るので、その点も伝わりやすく見ていて解りやすいかったですね。
その点がサッカー知識0の私でも楽しめた点かな?と思います。

第2期も決まりました。
楽しみですね!
2期もかなり面白くなるので益々楽しみです!

投稿 : 2023/03/30
閲覧 : 123
サンキュー:

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