「マブラヴ オルタネイティヴ 第二期(TVアニメ動画)」

総合得点
64.8
感想・評価
57
棚に入れた
203
ランキング
3640
★★★★☆ 3.3 (57)
物語
3.1
作画
3.4
声優
3.2
音楽
3.4
キャラ
3.3

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ネタバレ

STONE さんの感想・評価

★★★☆☆ 3.0
物語 : 3.0 作画 : 3.0 声優 : 2.5 音楽 : 3.0 キャラ : 3.5 状態:観終わった

対BETA戦がメインになったが

 原作ゲームは未プレイだが、歴史のある有名作品なので、概要は知っていたりする。
 2期もので、前半は神宮司 まりもが死に、白銀 武が元の世界に逃げるも、そこでも⋯と、
かなりきつい展開。
 ただ、ここでの展開は白銀の覚悟を決めるためのものであり、そのためにはここまで
追い詰めるのもプロット的には納得。
 もっとも本シリーズは悲劇的展開が多すぎるため、それに慣れてしまったのか、まりもの死も
ショックを受けるほどのインパクトはなかった。

 後半の主軸は佐渡島を舞台にした「甲21号作戦」。
 1期は人間同士の戦闘が多く、それも主人公サイドが悪と戦うような勧善懲悪ものでは
ないため、重苦しいものが続いていたのに対して、こちらは本来の敵である対BETA戦。
 とは言え、結果はともかく、そこに至るまでの戦況や犠牲を考えると、本作もカタルシスを
得られるとは言い難いような内容。
 犠牲と言えば、伊隅 みちるが凄乃皇弐型を自爆させるために命を落とすが、前半のまりもと
言い、魅力的なキャラに対しても容赦なく、こういった温情の無さがこの作品の魅力かなと。
 変な表現だけど。

 1期のレビューで「BETAは自然災害に近い」といったようなことを書いたが、BETAの
行動自体は人類に対して悪意を持ってのものではないために、観ている側としてもBETAに
シンプルな悪意は持ちにくく、それもシンプルな爽快感を得にくい理由の一つかも。
 まあ、この辺はBETAの造形の生理的嫌悪感がうまく補っている感もあるけど。

 戦闘シーンにおける戦術機の魅力だが、対BETA戦より、前作やスピンオフ的位置付けの
「トータル・イクリプス」、「シュヴァルツェスマーケン」で多く見られた「戦術機同士の戦闘の
方がより魅力的に感じられるな」と改めて思ってしまった。

2023/03/26
2024/05/16 加筆

投稿 : 2024/05/16
閲覧 : 117
サンキュー:

1

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