U さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
C. ネタバレ注意 – ルーデンスちゃん ご挨拶じゃ
虎走かけるのライトノベル キャラクター原案:いわさきたかし
制作:手塚プロダクション
優秀過ぎるが故に危うい魔法学園に通う生徒達の成長物語
<メモ>
いつも通り何も調べずに視聴したので「ゼロから始める魔法の書」の続編だというのも知りませんでしたが違和感なく見られました。
(「ゼロから始める魔法の書」は観たような気がするけど内容覚えてません。やはり自分の言葉で感想を残すことは大切ですね。)
子供の頃迫害を受けていた3人の生徒が教師や村の人たちと関わる中で人を信じ人間らしくなっていく。
記憶がなかったセービルは仲間への思いやりや恋することを、
友達を殺されたホルトは犯罪者も更生する可能性があることを、
凶悪犯の暴虐も村の先生や子供達と関わることで大切な人を失う恐ろしさを、 知っていく。
教会から送られた少年も美味しい料理や清潔な部屋を与えられ変わっていきそうだったのにかわいそうでした。
<主要登場人物>
ウェニアス王国魔法学院
・セービル:梅田修一朗 {netabare} 魔術師13番の息子 {/netabare}
・ロー・クリスタス:岡咲美保 黎明の魔女 300歳以上 「ルーデンスの魔杖」と契約
・ホルト:鈴代紗弓 反魔女派のスパイとして学園へ
・クドー:八代拓 トカゲの獣堕ち 命を救ってくれた教魔兵団への入団希望
・アルバス:大地葉 魔法学院学長
・ホルデム:加藤将之 警備部隊長
魔女の村の住人
・ゼロ:花守ゆみり 「ゼロの書」の著者 泥闇の魔女 {netabare} 実はセービルの叔母 {/netabare}
・傭兵:矢野正明 白虎の獣堕ち
・神父:水中雅章 眼を覆っているが盲目ではなく光に弱いだけ
・リーリ:石見舞菜香 ネズミの獣堕ち
・ライオス:釘宮理恵 村の子供
・暴虐:佐藤拓也 魔女や獣堕ちを狩っている元裁定官
<ストーリー>
10年前、魔術師13番が魔女の迫害を終わらせるため戦争を起こし、
5年前まで教会と魔女が戦争状態で今でも南部では魔女狩りが行われており
魔法使いを愛するもの、憎むものが半々の世界。
ウェニアス王国王立魔法学校の生徒セービルが学長から呼び出しを受ける。
セービルは入学前の記憶がなく、魔法の制御が苦手で上手に使えない劣等生。
(実は制御ができないのは魔力量が多すぎるため)
学長から魔女を異質な存在としないため南部に魔女の村を作ることにしたので
そこで魔法使いとして役にたって欲しいと言われる。
ただし、3年後村にいる監督官から適正がないと判断された場合は魔法と魔法学校の記憶を封じられる。
南部の魔女の村での「特別実習」に参加する実習生は
劣等生のセービル、反魔女派の内通者ホルト、素行不良の獣堕ちクドー。
魔女の村への引率は「ゼロの書」の閲覧を望む魔女のロー・クリスタス(ロス先生)。
「魔女の村」に着いたセービル達は獣堕ちの虎に襲われる。
村の神父から2年前セービル達の監督官になるはずだった魔女は村を明け渡して姿を消したとを知らされる。
が、実はこれは村民を巻き込んだ入村試験だった。
村民たちは優秀過ぎる生徒達が善良であるか試す試験をしていたのだ。
監督官というのは「ゼロの書」の著者ゼロ本人で、ゼロとセービルは面識があるようだ。
そのゼロによると
ホルト 10年の後、千の軍勢を数秒で屠るほどの力を持つ
クドー 不死の魔法使いとして名をはせる
セービル 無限の魔力を持っていて、最も著名な魔法使いになる
可能性があるという。
(それ程の逸材が悪に染まれば世界をも滅ぼす可能性があるため資質を試された)
試験に合格した3人の生徒に与えられた課題は村で魔法を使った店を持つこと。
セービルが村の子供ライオスと森に行き、ライオスが「災厄の残滓」により瀕死の重傷を負う。
ライオスを守ることも治癒もできなかったセービルは魔法を学ぶ決意をする。
「災厄の残滓」は何者かが放ったと思われるが、教会が関わっているようだ。
ロス先生が「災厄の残滓」を駆除したり、教会が村に送り込んだ少年カディを助けている間に、
セービルが暴虐に連れ去られてしまう。神父が駆けつけ事なきを得て以後
暴虐は村を守る護衛となる。
魔女の村に反魔女派、一万が攻めてくるという情報を得て学園からセービル達に帰還命令が届く。
村に残って戦う決意をしたセービル達は
魔法使いは殴られても殴り返してはいけないというロス先生の教えに習い、
セービルが作った魔法薬や暴虐が作った罠を使い、人が死なない戦争=防衛戦の作戦を練る。
一方、学院長のアルバスはこの戦いを利用し「災厄の残滓」をもたらした黒幕をあぶり出す。
セービル、ホルト、クドーは活躍を認められ学園を卒業、新たな使命を与えられる。
22.9.2