アタタタタタタカヒィ さんの感想・評価
3.9
物語 : 3.0
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
暗くても気分は暗くならない作品
舞台はWWⅠの後。主人公ヒューイと少女ダリアンが、魔の力を持つ「幻書」を集めて回る物語です。
結論は、「世界観が気に入った作品」
暗さの残る時代設定のせいか、全体に暗い配色が目立ちますが、話はだいたい一話完結で、ドロドロの展開もなし。さくさくいけます。
物語上重要になるであろう人物が出て来ても主人公らとの絡みがなかったり、また、最終回への展開が急すぎて何が何だかよく分からなかったりと、シナリオはいまいちなのですが…
それでもいいと感じてしまうのは、体験することのできない過去や、ありえない世界へと自然に思いを巡らせてしまうからかもしれません。そして、ダンタリアンの書架はそれができる作品だと私は思います。
OP:Cras numquam scire/Yucca
は、曲の後半で、ヒューイが唱える呪文が朗読されます。これは作中でも読まれるものですが、こちらの方が耳に沁みます。
ED:Yes, prisonerはゴシックメタルな感じ。