くたあと さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観たい
「ゲームオーバー=死」仮想現実世界<アインクラッド>を閉ざす絶望の闇を、今、電脳の剣士の刃が切り拓く!
原作はライトノベル(著:川原礫・画:abec)。現在文庫9巻刊行。「このライトノベルがすごい!2012」作品部門1位、キャラクター男性部門1位(キリト)、同女性部門2位(アスナ)。ちなみにイラストレーター部門でもabecさん3位。もともとは作者が個人サイトで公開していたWeb小説。
ストーリーの導入は――
2022年、ヘッド・ギア型のゲーム機<ナーヴギア>を使い、ネットを介してリアルな仮想現実世界に完全ダイブ可能な近未来。
仮想現実・大規模多人数オンライン(VR・MMO)RPG<ソードアート・オンライン(SAO)>公式オープン当日、ログインした約1万人のプレイヤーは、非常な現実をつきつけられる。それは「ログアウト不可。ゲーム内の死=現実の死。ゲームクリアだけが逃れ得る唯一の方法」というものだった。
それから約2年後、主人公の少年キリトは、ベータゲーム・テスターだった経験を元にソロでのクリアを目指していたが、いつしかその傍らには亜麻色の髪の美少女剣士アスナの姿があった。「ゲームであっても遊びではない」という、ファンタジー世界を覆う絶望の闇を、二人の剣が、想いが、切り拓く。――という感じ
ただ、原作どおり2年後から始まるかはわからないですね。原作には過去話の外伝的な短編が多数あるので、構成によってはそれらから始まるかもしれません。っていうかPV見るとどうもそんな感じ。
作者の川原礫氏自身、MMO(UltimaOnlineなど)をプレイしていた経験がおありで、そのあたりの描写(特にプレイヤーの独特な心象描写など)はリアルです。私もかつてMMOにどっぷり浸っていたこともあって、この作品はWeb小説時代から嵌っていました。
見所の第1は、絶望的な状況の中で繰り広げられる人間ドラマです。力を合わせてクリアを目指そうとするポジティブな者もいれば、逆のやつもいて混沌としている。そういう中、キリトとアスナの物語が紡がれます。ストーリー的には、ストレートな王道の激熱展開が楽しめると思います。また、かなり重い話しもあります。
第2はゲーム+ファンタジー世界という独特の世界観ですね。原作では非常に細かく世界設定がなされており、必要に応じて過不足なく説明されています。MMO経験者はもちろん、そうでない方も無理なく架空の世界観を楽しめると思います。あと<剣技>に《ホリゾンタル・スクエア》とかの名前がついていたり、有名プレイヤーは《黒の剣士》とかの二つ名で呼ばれたりとか、中二設定も炸裂。好きな人には楽しめるかと。
第3は魅力的なキャラです。主人公のキリトやヒロインのアスナはもちろんですが、サブキャラもびんびん立ってます。キリトやアスナのようにクリアを目指す最前線に立つものばかりではありません。むしろそう言う存在はほんの一握り。たいていは2線以下にいるわけですが、みな自分なりに頑張っています。まあストーリーの都合上、出てくるキャラは女子が多いんですが、キリトが彼女たちに、次から次と…フラグが……キリト先生マジぱねえっす!
他にも見所はてんこ盛りです。
現在まで発表されている公式イメージやPVを見る限り、キャラ・デザインは基本的に原作絵師準拠ですが、顔はちょっと違いますね。Working!!ぽいです。といっても悪くはない。PVだとかなり表情豊かです。動きや背景もよさそうですが、ま、実際のところは始まって見ないとなんとも。
声優陣は実力派で固めています。
現在の公式発表のほか、原作5~6巻の主要キャラにも配役があるという情報がありますが、とりあえずドラマCDのみじゃないですかね?今のところ4巻までと、短編集の8巻の一部が確定してます。
2クール予定。