螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
4.8
物語 : 5.0
作画 : 4.0
声優 : 5.0
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
極限を超えて
ダンまち4期の2クール目。新規の人がここから見ても理解が難しいと思うので1期から見るのを推奨します。
この章は最序盤から要所要所でベル・クラネルを助けてきたエルフ、リュー・リオンの過去に迫るストーリーが軸になっています。
これまでの階層にいる連中とは比べ物にならないくらい知能が高く凶悪なモンスター、そしてリューがかつて所属していたアストレア・ファミリアのメンバーをリュー以外皆殺しにしたモンスターと同種のジャガーノートがひしめく深層に取り残されたベルとリュー、下層で突如現れた階層主に遭遇したリリルカやヴェルフら遠征隊の戦いを交互に描く構成になっており、かつてない極限状態での戦闘が繰り広げられます。
そんな中でもベルがリューの助言もあって秘められたポテンシャルを発揮し、リューと協力して深層の強力なモンスターを追い払いながら先に進んでいく勇姿には凄みがありました。
土壇場でキャラクターが成長し、苦難を乗り越えていく展開は王道ながらも好感が持てますね。
冒頭に挿入されるアストレア・ファミリアが闇派閥と戦う過去話も良い配分で、細切れにしたことは次の話を見たくなる作りとしては十分に良くできていると思いました。
ダンジョンの脅威を描いた点は一番見たかった部分であり、他の人の評価に囚われずこの章を高く評価します。