螺旋常連からくり剣豪 さんの感想・評価
3.0
物語 : 2.5
作画 : 1.0
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
作画は間違い無く2023年冬アニメ最底辺。話も微妙だが、無双に安易に頼らない話作りは好き
小説家になろう原作のアニメ。コミックスがアニメ開始と同時に打ち切られる事態が起こっており、どことなく不穏な空気を醸し出しています。
このアニメはとにかく作画が酷いです。今期の中でもかなり酷い部類。冰剣より顔面崩壊などは酷いかも。この作品は作画崩壊しまくっていたプランダラと同じ会社が制作しており、こうなったのは当然の帰結というところでしょうか。戦闘シーンほぼ全般と、キャラクターはゼムの顔が特に崩れやすいです。
内容も微妙。タイトルから連想される冒険らしい冒険をあまりせずにステッピングマンのエピソードに三話もかける謎采配。あと5話にやった算数ベアナックルという競技は本当によく分からん。頭脳戦は別に普通の武術大会にも組み込める。多分ですが作品独特の色を出そうとして見事に滑っています。
あとたくすけさんの言う通り回想が多い。掘り下げが多いのは自分にとってありがたいんですけど、話に絡まない8話のアゲートの掘り下げはあまり要らなかったような……。クズ男の話もしょうもない。あの話は作画が比較的マシだったのは良かったんですがね。
良いところとしては出来の悪いタイプのなろうにありがちなハーレムやイキリ、無双とかは希薄な点でしょうか。おかげで純正ファンタジーとしては親しみやすいです。
ゼムを始めとしてメインキャラクターは掘り下げがしっかりしており、カランの話はなんでそんな強そうに見えない魔物を倒すためだけに便利な彼女を切り捨てる必要があるのかというツッコミどころがありますが、全体的に愛着は持ちやすいと思います。
音楽も良いですね。全体的に良い曲が揃っています。
ストーリーは微妙ですが、キャラクターは魅力的と思うのでキャラを重視するなら見るのはアリかもしれません。
12話
典型的なおれたたエンド。この話を1クールで畳めるわけないのでまあ予想通りでした。アニメ化範囲は壮大というわけでもないので2期やらない限りは優先的に見る必要は無いと思います。