蒼い✨️ さんの感想・評価
2.4
物語 : 2.0
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.0
状態:観終わった
宇崎ちゃんのアニメはウザいッスね!
【概要】
アニメーション制作:ENGI
2020年7月10日 - 9月25日に放映された、全12話のTVアニメ。
原作は、Twitterの投稿漫画だったのがKADOKAWAに目をつけられて商業デビュー。
ニコニコ静画の『ドラドラしゃーぷ#(元・ドラドラドラゴンエイジ)』にて連載されている、
丈による漫画作品。
監督は、三浦和也。
【あらすじ】
大学生の青年の桜井真一は、学校・バイト・家に帰ってゲームの生活を好んでいたが、
高校の1年後輩の宇崎花が入学してから1年間、桜井を観察し続けた結論。
桜井が3年生で宇崎が2年生になった今、彼女(宇崎)の態度が急変。
桜井を友だちがいない「ぼっち」扱いして自分が仲良くしてあげないと可哀想みたいな態度で、
背が低いがバストは大きい宇崎ちゃんが桜井を小馬鹿にする口調でうざ絡みしてくる。
とにかく構ってくる、そして構ってほしい宇崎ちゃんの存在が生活の一部になってしまった桜井。
こんな男女ふたりの成り行きをただひたすらウォッチングするドタバタ青春ラブコメディである。
【感想】
宇崎ちゃん自身はそんなに人気がなくて宇崎ちゃんのママンが人気キャラらしいこと。
日本赤十字社の献血ポスターで宇崎ちゃんのJカップのバストがフェミさんに目をつけられて、
“不快”“セクハラ”と言われたこと。
と知識が乏しいままに見始めました。
最初に結論を持ってきますと、観るのが苦痛なアニメ。その理由は後述します。
宇崎ちゃんの桜井への態度が、愛のあるイジりだからいいでしょ!てのが作者の感覚。
ネットでは、『お兄さん 弱ーい❤』『ざぁこ❤ざこ前髪すかすか❤』
と大人の男性がロリっ子に罵られるのを見て喜ぶメスガキものというジャンルがあって、
煽り大好きのロリっ子が受け身に回るとポンコツなのも含めてこの作品と共通点だらけ。
これは特殊性癖を持つ上級者向けのアニメなのでしょうか?
作者がかつてTwitterで『ババア!』『馬鹿女!』を連呼していた人柄だと知ってしまいますと、
ちょっと他の人と感覚がずれた願望で生み出した妄想彼女キャラを使った妄想恋愛?
などなど、リアルでの人生経験があまり豊富だと思えないのは作者に失礼なのでしょうか?
宇崎ちゃんが桜井先輩に、『ぼっち!』『ぼっち!』と連呼していますが、
友人である榊やバイト先の先輩女子とその父親など桜井先輩の人脈のキャラが複数いるのに、
宇崎ちゃんの関係者は家族で友達キャラが全く出てこないじゃん?まるで宇崎ちゃんがぼっち。
こういうのはグループでぼっちをイジるからこそ説得力を生みますよね?
2期でやっとひとり宇崎ちゃんの友人が登場らしいですが、なんともチグハグな内容。
ギャグは童顔巨乳な宇崎ちゃんのラッキースケベ的な微エロ絡みだらけですし、
延々と似たような展開の繰り返しで直ぐに飽きてしまい、
1期全12話を完走するのに体感時間が長く感じられて、ちょいきつかったですね。
本来ならラブコメもイチャイチャもイケるのですが、このアニメにイラッとした理由として、
記号的な表情が多過ぎ。目が><で口がε ← こうなったり、
時には猫口だったり宇崎ちゃんのギャグ顔がダメ。
Vチューバーのゲーム実況みたいな汚い声とか、いろいろな理由で宇崎ちゃんが可愛くない。
作者は可愛いと思って描いてるのでしょうけど、イチイチ癇に障るのですよね。
桜井先輩と宇崎ちゃんがイチャイチャしてるだけならまだ良くて、
喫茶店のマスターとその娘(先輩)とか外野のキャラがこれまたウザいですね。
他人の痴話喧嘩を見て銀シャリが美味いのエアポーズをいつもいつもやってるのがクドい。
作者の『ここで楽しんで!』を代弁させ過ぎて、自分で自分のギャグを解説する芸人みたい。
自分がアニメを評価する最大のポイントとしてキャラに作画で芝居をつける意味での演出。
キャラを魅力的にするはずのアニメの表情と動きが、
こちらではパターン化された判子絵みたいで面白くは感じられなかった。
このアニメを楽しんでるファンの方には申し訳ないのですが、台詞回しもワンパターンで、
終始、心のなかで『つまらない!』を連呼してしまって、個人的には楽しめませんでした。
あとさ、男の目が小さく女の目が凄いデカく、男女で目の大きさが違い過ぎたり、
宇崎ちゃんの八重歯が肌色で塗ってあるのも、毎回気になっていました。
アニメで度々登場するマスコットキャラの変な顔の猫のKUSOCATとかも全然面白くはないです。
と散々この作品に悪態をつきましたが、
宇崎ちゃんが高校時代は内向的で真面目だったように、
今のウザい見た目と行動だけでは断定できないキャラの内面があったり、
キャラがたくさん増えて家族ぐるみのお付き合いの展開に作品の方向性が変化したり、
後に恋愛編に入った原作漫画では真剣に相手を思う気持ちとか描かれてたり、
恋愛漫画として楽しめる部分がいろいろと増えていく、
作者が連載に慣れて漫画としては上達していってる原作と理解はしています。
そのうえで、アニメの1期の範囲では面白みがわからずに、
心底どうでもいいと思える内容であった作品でした。
これにて感想を終わります。
読んで下さいまして、ありがとうございました。