天地人Ⅱ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
続私的アニメ感想簿67
今となっては信じられないかもしれませんが、当時アニメ化に反対していた原作者のモンキー・パンチに見せる為に製作されたパイロットフィルムです。
13分弱の作品を見たモンキー・パンチが、アニメ製作にOKを出しただけあって、その後スタートしたテレビシリーズと比較して、より原作の作風に近い作りになっています。
劇場公開を前提として1969年に作られたシネマスコープサイズのものと、1971年頃にテレビ用にスタンダードサイズで作り直されたものの2種類があります。
内容は同じですが、それぞれルパンの声が、サイコガンを持つ男コブラ野沢那智と、人は彼をキャプテンフューチャーと呼ぶ広川太一郎が演じてます。
他のキャラは次元と不二子は同じなんですけど、五右エ門が納谷吾郎と小林修、銭形を近藤真介と大塚周夫違う方が演じてるのも面白いですね。
パイロットフィルもだけに、永らく未公開でしたが、1988年8月17日深夜にytvが開局30周年記念特番として放送した、アニメだいすき!スペシャル『よみうりテレビ アニメ30年史!巨人のヤマトはバカボンルパンなのだ』において初めて陽の目を見る事となりました。
同じルパンでも広川さんの声で観ると、受ける印象が随分と違いますね。
まあ、作品の作りがそもそも違いますけど、全体的にハードボイルドGメン75(チャンチャ~ン、チャラランランラランララ~ン♪熱い心に・・・って、違う)じゃなくてハードボイルドな感じでした。
一方、峰不二子は色っぽい大人のオンナでしたね(汗)
この作品が作られた60年代から70年代にかけての欧米のセクシー女優そのものって感じで、ある時はルパンの命を狙い、またあるときはルパンの仲間で、まさに油断も隙もないという言葉がピッタリですね。
銭形と次元はTV版と同じ感じですが、五右ヱ門はまだルパンと敵対してる時の設定ですし、何より違うのは明智小五郎がレギュラー的な扱いで出てる事でしょうか。
作画は、後に第1期の作品に使われているシーンがふんだんに出ていて、第1を観た方は思わずニヤリするんじゃないかと思います。
で、一番気に入った場面は、不二子が色々な服装で出てくるところでしょうか(おいっ)いや~っ、やっぱり不二子はいい女ですね~(ゴゴゴゴ~ッ)
ルパンじゃないですけど、お近づきになりたいわ~(ギクッ)
天地人
「いや(汗)こ、これはアニメの感想を書いてるだけで、別に本当の人間じゃ(ぎゃ~)」