take_0(ゼロ) さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
影だけに、まだ、先は見えないか。
と言いつつも、1期の感想にも書いたように、原作を追っていた作品なので、もう少し先のお話も知っていたりはするのですが・・・、たまによくわからなくなってしまうんですよねぇ。
今作も序盤は、やっぱり混乱をしてしまいました。
まあ、ケイトとエミリコは当然頭に入ってはいるのですが、そこからだんだん怪しくなっていきますw。
オッサン化により、いろいろなことが頭に残らなくなってきているのは言うまでもないのですが、記憶の中の物語とキャラクタを一致させていく作業が大変ですw。
2人セットで覚えていかなければならない上に、片一方は真っ黒ですからねぇ。
このことによって、物語に複雑さや特色が生まれているので、クリアしなければならない最初の課題ですし、仕方ないですね。
それにしても、頭に残らなくなっていくって事は、
老化ってことで仕方ないのかもしれないけれど、
どうやらそれだけではない気がする。
「そのこと」を忘れていても何とかしてきた、なんとかできてきたっていう
よろしくない成功体験や小賢しい大人のテクニックでごまかす方法を
覚えてきた結果なんだろうな・・・と最近特に思う。
ちょっと反省。
序盤は、シャドーハウス内で発生した「亡霊騒ぎ」を解決するために、同期の仲間とチームを作ってあれやこれやするお話でした。
失敗すればケイトが犯人として責任を取らされる的な流れになってしまい、結構シビアな雰囲気のわりに、仲間と一緒に探偵ごっこ、みたいな雰囲気で私は楽しく観ていました。
やっぱり、仲間感の出来上がっていく作品やパートは好きです。
また、次々と登場してくるキャラクタ達もいろいろと個性的でした。
この「亡霊騒ぎ」については、7~8話あたりから犯人について核心を突きはじめるのですが、その結果、さらなるシャドーハウスのシステムについての真相が見えてきます。
視聴する側にとっては、薄々見えてきていた点ではあるのですが、このことがはっきりすることによって、真相を知った者の中での様々な心の動き、行動が見えてきます。
そんな中で、ケイトと同様にシャドーハウスのシステムについて「これって・・・おかしいんじゃ」という思いに至った先輩が登場、過去にもそういう人物がいたという事がわかってきます。
この点でも、ケイトは独りでは無かった、同じ考えに至る仲間がいたという事実は心強いものとなったでしょう。
残念ながら、この同じ思いを持った直近の先輩にあたるマリーローズとローズマリーは、なんとも言いかねる状況に追い込まれてしまいましたが・・・。
というところでの、一区切りでした。
今作では、意外とエミリコの活躍が少なかった気がしますが、その分多彩なキャラクター達が活躍してくれていたので、楽しかったですね。
終盤はちょっと重苦しい雰囲気にもなってしまいましたが。
キャラクタと言えば、そうですねぇ。
ジョンは相変わらずの「気持ちいバカ」(誉め言葉です)的でいいヤツっぽいです。
それからルウはかわいらしいですねぇ。
あ、そうそう、研究班の連中もなかなかに面白かったです。あの垣根のない感じって、意外と大切な気がしました。
1期の感想でも書いた、奴隷解放宣言か、革命か・・・と言う問いの答えはまだまだ見えないようです。
先が気になりますね。