たくすけ さんの感想・評価
2.8
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.5
状態:観終わった
上っ面だけ良いように装った作品
最終話まで視聴完了
アニスの言動に関しては他の方々と思ってる事はほぼ同じです。
王になりたくないというのはまあわからなくはない。
でもざっくり言えばアニスが好き放題やってきた結果、王を継ぐという状況になっているわけで…
それなのに結婚したくない王になりたくないですよって感じ出すし、ユフィの提案(良いか悪いかは置いといて)に対しては個性を奪わないでと言い出すし、「は?こいつなんなの?」とマジで思ったわ。
ユフィの優しさや気遣いをヒステリックにあしらうなよ。
ここまで良い関係になってきたのに台無しじゃん。
自分がユフィの立場ならショックで凹むかブチ切れるかだな。
追放されたアルガルド可哀想。
だいたい現王の子供2人しか居ないんだから貴重な王位継承者を追放しちゃ駄目だろって思うけど。
で、何でアニスとユフィはバトルしてるの?
アルガルドの時といい王家のいざこざをバトルで解決しなきゃ気が済まんのか。
精霊と契約すれば王になれるというのも謎だし、終盤のストーリー雑すぎませんかね。
最終話、一応丸く収まってユフィからアニスにキスをしたのが唐突すぎ。
頬を赤らめてるしいきなり発情しちゃった?w
というのはさておき、ユフィがアニスを慕ってたのはわかるけど恋愛感情があったとは思えない。
ユフィの状況的に恋してる事を表に出せないとしても、ユフィがアニスに恋をしている事を視聴者に見せておかなければならなかった。
見てる側からすれば恋愛部分の積み重ねがほぼゼロの状態なのに、一気に100近くまで上がった状況を見せられてもついていけません。
百合は特に好きじゃないけどこんなのが百合とは認めたくないね(何様)
制作サイドはやが君を10回以上見て欲しい(笑)
申し訳程度にもならない転生要素。
最後になって前世の記憶があるとアニスがユフィに打ち明けてたけどそれだけ。
前世の情報は全く無し。性別すらわからない。
転生したという設定が「アニスが抱えている秘密」という役割でしかないわけで、これなら「悲しい過去がある」とか「実は○○だった」とか何でもいいでしょうに。
打ち明けるだけに留めるくらいなら打ち明ける必要無かったと思う。
クソつまらない転生アニメでも主人公が前世の記憶を活かしてるのに、このアニメはそれすらやらない。
ユフィの天才ぶりは出てこないからどこが天才なのか全くわからないし、魔法革命はアニメの後の話らしいしタイトルに入ってる転生・天才・魔法革命どれも全然出てこないじゃん。
タイトル詐欺と言われても仕方ないのでは。
まとめ
2人の会話シーンやバトルシーンの入れておけば感やキスシーンの取って付けた感が強い
物理的に近い距離で良い感じに会話させる
キスシーン入れる
転生とかバトルとかとりあえずぶっ込む
それによって「お前ら嬉しいだろ?こういうのが好きなんだろ?」という感じに思えてしまう。
タック二階堂さんが「アニメファンを舐めきって作ったとしか思えない出来」と書いてますが自分もそう思います。(そこに至るまでの道筋は違うとは思いますが)
ツイッター見ると評判は良さげなようで…
感じ方は自由なので高評価する事を否定はしないが共感はできないなぁ。
ストーリーや設定を軽視して、上っ面の良さやとりあえずのイチャイチャや唐突なキスシーンとかで気を引くようなアニメは増えて欲しくないなと思う次第です。
ストーリーの流れがあるのだからピンポイントに入れれば良いってものではない。
上っ面の良さという部分だとスパイ教室も近いものがある(最終話見たら感想書きます)
テンプレ設定とはいえストーリーは破綻してない冰剣の魔術師の方がもしかしたらマシなんじゃないですかね…
作画と声優は良かったので平均値は高いが印象的には2.0前後。
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10話まで視聴
公式的には王宮百合ファンタジーという事だが自分は百合だと思ってない。
百合の定義は人それぞれだろうし、友情の結びつきが強ければ百合だという見方もあるので私の基準です。
片思いでも両思いでもいいので恋愛感情が無いと百合じゃないと思っています。
比較されがちなリコリコも百合と思ってません。
この作品もリコリコもバディものだと思ってます。
自分の中で百合作品と言えば「やが君」とか「あだしま」です。
それはともかく、話の展開は他の方も書いてますが百合を強調しすぎなんだろうなと。
ほぼ2人のやり取りだけで終わってしまう話があったりで退屈。
かと思いきやがっつりバトルしたりと極端というんでしょうかね。
リコリコはAパートでキャラのやり取りを見せてBパートでバトルをして2人の絆が深まってくという見せ方だったのでわかりやすかったと思う。
こっちはなんか上っ面だけなんすよねー
2人を近い距離で会話させておけば食い付くだろという作りに感じました。
アニスとユフィの絆が深まってるとあまり感じない。
見た目やキャラが良いのである程度話題になるのはわかりますがね。作画は良いし。
流石なろうという感じの都合の良さも感じる。
アルガルドはその犠牲者という感じで不憫ですな。
王位継承問題をバトルで解決なんかしなくていいのにな。
アニスとユフィの絆が十分深まった所でアニスが王位継承の壁にぶつかって、ユフィが支えるみたいな展開にでもしておけば良いエピソードになるんじゃないの?と思うが。
7話の講演シーンでアニスからユフィに交代した所は良かった。
こういうコンビプレーをもっと増やしてればなぁ。
転生王女なのに転生について説明無いのはタイトル詐欺ですかね?
見落としてるかもしれんけど。
前世は何者だったのか、どの世界から転生してきたのかとかそれくらいは説明して欲しい。
ユフィの天才という部分も強調されてないのでどこが天才なのかわからない。
魔法科学を編み出したりバトルで無双するアニスの方が天才なのでは…
転生とか天才とか活かさないのならタイトルに入れなくていいよ。
上手く表現できないのだが極端に言うと、「はい百合だよ~、はいバトルだよ~、はい新キャラだよ~どうだ?嬉しいでしょ?」って言われながら見てる気分かな…。
作り込みがいまいちなあたり、なろうアニメらしくはある。
評価は最終話視聴後に。