xwTza00790 さんの感想・評価
4.2
物語 : 4.5
作画 : 4.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
んー正直漫画よりは…
スラムダンクは平成初期に始まった作品で、ジャンプ黄金時代を支えた3本柱の1本である。ドラゴンボール、幽遊白書、スラムダンクである。
ドラゴンボールは超(スーパー)やドッカンバトル等があるため人気は今でもそれなりに継続しているが、今の子たちが幽遊白書を読むとなんで人気があったのか分からないというのが常である。そんな中スラムダンクの面白さは、スポーツ漫画ということもあり色あせない部分が強く、今でもそれなりに面白いという若者が多くいる作品である。
で、今回の映画があるわけですが、まずオタキングのとしおさんが解説されているYouTubeの動画があるんですが、今の子たちに最初の作品としてこのタイトルをつけているということをおっしゃってたんですが、劇場版の中身を見ると漫画ありきの作品なので、漫画を読まないと分からないだろうと…
宮城が主人公の位置づけといこともあり過去の話に触れるのですが、話が長く周囲が死に過ぎな部分が気になりました。桜木の父ちゃんも亡くなってるわけで、スポーツ漫画なんだけどその要素いるのかなと疑問に思うわけです。
漫画スラムダンクの良さは不良で素人だけど存在能力自体は凄いもの持ってる桜木の成長過程が面白く、それでもバスケットに対しては本気になっていく桜木に魅力があると思っています。
そんな元主人公や人気のあった三井たちがいる中、映画はどうしても宮城にスポットを当てている。スラムダンクとしては欠かせない場面があるため無理が生じてるような気がしました。
映像のバスケット感は凄いのですが、ギャグがほぼカットされ、完成はされている作品ではあるが、熱量が少ないという印象です。
それでも、作り手の感性が変化し志向が変わっても鯛の作品であることは間違いありません。しかしながら自分は思い出補正なしでも漫画の方が良作であると感じます。バガボンドやリアル寄りの作品になってます。
漫画が9点なら映画は7.5か8点。自分から見ると漫画を超えていません。