なっぱ𖧷𓈒𓂂 さんの感想・評価
3.8
物語 : 3.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
途中マンネリしていたはずなのに、最終話まで観たらいい作品!
〚花咲くいろは〛〚SHIROBAKO〛に続くお仕事シリーズ第3弾。
どちらの作品も好きなので、
今回はどんな女の子がセカセカするのかな〜と
楽しみに鑑賞始めました\( ´ω` )/
正直、主人公の性格はあまり好みではなく残念でしたが
町のおじいちゃんおばあちゃん達は素敵でした。
見始める前は
どんな理由でこのような子が町興しを?と疑問でしたが
{netabare}主人公"木春由乃"という名前の子に
間野山市が町興しの為の国王をしてほしいと依頼するが
本当に呼びたかったのは"椿由乃"で間違いが起きた。
しかし椿由乃はご高齢で既に亡くなられており、
就活に苦戦し何十社も落ちている木春由乃は
その事実を知った上で1年国王となる。{/netabare}
数話くくりで町興しの課題が出てきて
それをこなしていくというお仕事アニメで、
課題出る→考える→失敗する→成功する→次の課題
というような形が24話続く感じなので
町の人間関係なども描かれてはいますがそれでも
淡々と続けばどうしても途中でマンネリしてしまいます。
また、素人目でも予測できる失敗がいくつかあり
その都度切ろうか悩むポイントとなりました。
ただこういった作品でしか知りえない
田舎の中でも過疎化している地域ならではの
問題点や魅力などが伝わるお話でした。
これは現実でも起こっている地域があるのだろうなと
考えさせられるいい機会にもなりました。
あまり刺さるコメディ部分はありませんでしたが
最後の1話を見た時にクスッとできて
良い作品だったなと思えたのは、
それまでに私がマンネリしかけていた
23話分の積み重ねがあったからでした。
特にそう思えたシーンが、
{netabare}1年国王の任期が終了し
主人公が東京ではなく地方の地元へ帰っていく時、
丑松さんの掲げた弾幕に書かれた"木春由乃"の字が
【木 春由乃】というふうに誰がどう見ても
見間違えない書き方をしてあり微笑ましさを感じました。
1話目で椿由乃と間違えて文句を言いまくっていた
丑松さんが代理でも間に合わせでもなく木春由乃を
一人の人として認めたことが伝わる瞬間ですね。
丑松さんが大声で叫んだ
「いつでも帰ってこい」がとても好きです。
{/netabare}