鬼戦車 t89 さんの感想・評価
3.1
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:観終わった
敵の脅威度と対抗組織の新規参入のしやすさが比例する、家が絡んでくる話。
最終話(12話)まで観ました。
1期では、身内や同業者同士のイザコザのみで話が終わってしまいました。雑魚付喪神以外は、ほぼ身内か…。
牡丹さんも身内に狙われているようです。なんてドメスティックな話でしょうか。
このまま、うんざりする内ゲバが展開していくのか、2期があったら気になる所です。
今の所、不快な感じはしないので、バトルモノとしては観やすい物語でした。
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8話まで観てのレビューです。
人間社会の脅威となる外敵が襲来、対抗組織が撃退する。よくある設定の物語です。
最近だと、チェンソーマン、鬼滅、呪術廻戦とかの系列のようです。
チェンソーマンから順に外敵の脅威度が高く、対抗組織の公安、鬼殺隊、呪術高専の順に構成員の消耗が激しく、一般人の新規参入がしやすくなっています。
この作品、もののがたりは、外敵である付喪神の社会に対しての脅威度がそれ程高く無く、対抗組織も血縁関係重視の家が前面に出ています。
呪術廻戦も家が重要でしたが、血縁関係の無い一般人でも能力があれば、高専で教育を受けて呪術士になれました。
血縁関係の無い一般人が排除されている、家同士の関係性で話が進んでいく物語は、一歩間違えると、どんどんベクトルが内向きになっていく危険性をはらんでいます。
8話まで観て危惧するのは、今後ひたすらに家同士の内ゲバを繰り返す、外部社会にコミットしない展開になりそうな点です。
今後、バトル物としてどう展開するのか、楽しみです。