U さんの感想・評価
4.3
物語 : 4.5
作画 : 4.0
声優 : 4.5
音楽 : 4.0
キャラ : 4.5
状態:観終わった
B. ネタバレ注意 – 和菓子が食べたくなる
浅野りんの漫画作品 「ヤングエース」で2016年5月号より連載中
制作:エンカレッジフィルムズ
京都の和菓子屋に預けられた小学生を見守る心温かい物語
<メモ>
優しい話。 多分嫌いな人はいないと思う。
昭和の日本人はこんな風に他人に優しかったような気がする。
一果のお父さん
ライブ活動をしているギタリストが小学生を1人で育てるのは難しいのはわかる
でも母親ではなく「緑松」に預けたのはなぜなんだろう?
優しい人達だと知っていたから? 遠目で時々姿を見にくるため?
佳乃子と美弦の静かなバトルが面白かった。
特に10話がよかった
自分が作った花びら餅を渡すために「知り合いになりませんか?」
という和の優しさや
お鶴さん(ゆきのさつき)が小梅という名の芸子だった時の悲恋が描かれたけど悲しい終わりじゃないのが良い
<主要登場人物>
・納野 和(なごむ):島﨑信長
・雪平 一果:結木梢
・納野 平伍:小山力也
・納野 富紀:大原さやか
・巽 政:岩崎ひろし
・瀬戸 咲季:永塚拓馬 実家は饅頭屋 緑松で修行中 女装が趣味
・堀河 美弦:鈴木みのり 緑松でアルバイトをしている高校生
顔を隠して弾き語りの動画投稿をしている
・松風 佳乃子:髙橋ミナミ
・雪平 真理:坂本真綾
・雪平 巴:松岡禎丞
<ストーリー>
京都の和菓子屋「緑松(りょくしょう)」の1人息子・納野和は東京で10年活動していたバンドが解散、
同じころ父の入院の知らせを受け実家を継ぐため彼女と別れ(和は振られたと思っている)実家に戻る、が
実家には雪平一果という少女が住んでいて両親は「緑松」の跡継ぎだと孫のようにかわいがっていた。
和はこの少女に京都駅で父親と間違えられたのだが、
一果の父親は(実は和の先輩)一年前「緑松」に娘を預けたあと行方不明になっているのだという。
登校中、父親に似た人を追いバスで三千院まで来てしまったが帰りのバス代がなく困っているところを
和の元彼の佳乃子に助けられる。
佳乃子は和と約束していた祇園祭を見に来たのだが東京には戻らずお茶専門店で働きはじめる。
別居してフランスに住んでいる一果の母親が訪ねてくる。
フランスでの生活が落ち着くまでのつもりで一果を預けた夫と連絡が取れなくなり調査会社を使い探したのだそう。
一果は母と暮らしていた頃忙しい母に何度も約束を反故にされたことがトラウマになっているようだ。
母とのわだかりは解けたようだが一果は「緑松」に残ることを選ぶ。
他にも
饅頭100個の注文が入るが実は一果に注意された客の嫌がらせで和と一果が協力し駅で手売りする話
音楽配信をしている「緑松」のアルバイト堀河美弦がファンに身バレそうになる話
「緑松」で修行している瀬戸咲季の女装姿をお得意様に見初められる話
和が一果の誕生日にヒラパーに行く話
プールに行ったり、地区運動会、巽推しの職人、クリスマスの話など
22.7.30