STONE さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
とりあえず簡単な感想
原作は未プレイ。
3期目にして最終章みたいだが、アニメとしては前作から6年経っており、久々の印象。
その間に主役であるオシュトル(ハク)役の藤原 啓治氏が亡くなり、本作では利根 健太朗氏が
継承。
藤原氏の演技はハクの飄々とした感じがよく表現されていただけに、この一件は残念だが
こればかりは致し方ないところ。
本作のハクはオシュトルを演じており、前作のオシュトル役の利根氏が担当するというのは、
ある意味より合っているというか。。。
前作の終盤において、ハクの死(実は違ったが)にショックを受けたクオンがアンジュたちの
元から去ったこともあって、本作では恨み骨髄のクオンが率いるトゥスクル勢、アンジュ陣営、
ライコウが実権を握る朝廷勢の三つどもえ展開となり、「ハクとクオンが戦うことになる悲劇性の
強い展開になるか」と事前には思っていたりしたが、ハクの死に関するクオンの問題は割と
あっさり解決して、全体を通してはそれほど重い感じはなかった。
むしろ悲劇性が強かったのはマロロ関連の部分だったか。
ヤマトを二分した戦いは序盤こそアンジュ陣営が弱小な印象だったのだが、思いの外あっさりと
ライコウを倒してしまった感じ。
まあ、その後はウォシスが立ち塞がり、ウォシスも自身が帝のクローンと知って野望を
断念するも、仮面を被ることでまた敵としてオシュトル(ハク)達と対峙して⋯、と続いていくが、
この展開は次々と登場する危機で緊張が高まるというより、割りとダラダラした印象があった。
それぞれの敵に対しての行動も小刻みなイベントをこなしていく積み重ねといった感じで、
この辺はゲーム原作ゆえのものなのかなあ。
前作はハクとクオンだけでなく、彼らの仲間たちの活躍も見どころであったのだが、本作は割と
影が薄く、その分オシュトル(ハク)の一人舞台といった感じ。
その分、あまり大きな犠牲もなく終わったが、そういったバッドエンド的部分も
オシュトル(ハク)が抱えて持っていってしまったみたいで、ハクとクオンに関してはビターな
終わり方。
前作の冒頭からの関係性ゆえにハッピーエンドで終わって欲しかったかな。
2023/02/25