映画大好きポンポさん さんの感想・評価
1.8
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 2.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:途中で断念した
2話切り、主人公のセリフ回しに違和感
まず主人公が若干俺様系なのか、ヒロインに対して「おい」とか「は?」とか「お前」とか、そういった言葉遣いで接しているのが生理的に受け付けない。
ファンタジー作品なら特に気にならないが、現代日本っていう舞台設定がある以上普通に失礼な人間だと感じざるを得ない。
そういう言葉遣いの中にも優しさだったり、愛らしさ、ユーモアが感じられる言い方、声質、ニュアンスであればまだよかったものの、声優さんの技量なのか、はたまた監督のディレクションなのかは分かりかねるが、全体的に突っぱねるような印象を受ける話し方、言い回しに感じた。
(他の声優さんの名前を出すのも野暮だが、これが松岡禎丞さんの演技であれば印象は大きく変わったと思う。)
そのうえ、一度「その呼び方はやめてください」と言われていたにも関わらず、ヒロインのことを"天使様"というあだ名で再三呼び続けるような、主人公のデリカシーのなさに嫌悪感すら覚える。
おそらくこの後の展開で「あなたにそう呼ばれるのにも、もう慣れてしまいました。」的な安易なデレを差し込むための布石だとは思うが、せっかくその他のシーンで、以外にも気を遣える優しさを持つ主人公を描いているのに、結果的に言動が一貫せず、いい人なのか失礼な人なのかよくわからんキャラになってる。
作画は中の下で画の情報量少な目、動きや視点誘導などの飽きさせない画作りや効果、世界観や心象を掘り下げるような演出も特に無く平坦。
脚本は全体的にテンプレばかりで先の展開が容易に見える。音楽は特に印象に残っていない。
元のキャラのポテンシャルは高く感じるし、石見舞菜香さんという、まさしく天使とも言えるような声優さんを起用しているんだから、もっとヒロインが可愛く魅力的に映るように工夫してほしいと感じた。
まったくもったいない。
ただ、石見舞菜香さんの歌うEDだけは非常に良かった。