オパマ さんの感想・評価
2.4
物語 : 1.0
作画 : 4.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
嫌いな作品。
主人公に全く共感できない。
世間知らずの自己中で逃避癖のあるお坊ちゃんが、下手を打って妹を死なせ、自身も自滅した話としかとれない。
作中に出てきた身元引受け先のオバサンは意地悪そうにも見えるが、戦時中で物資不足の時代に子供を2人も引受け、あまつさえ学校へ行くように指導している。
凄くまっとうな人物だ。
状況的に、少しでも家計の足しになる物はお金にしようとするオバサンは別におかしくは無い。
母の着物を売って欲しくなかったなら、土下座してでも売らないように頼むべきだったのではないか?
アメリカの焼夷弾で民家が焼かれていく様を見て、「もっとやれ~!」と喜ぶ主人公を見てドン引き。
あの焼けていく家の中で苦しい思いをしながら死んでいく同胞がいるかもしれないと、少しも思わなかったのか?
両親が死んで大変だろうことは同情するが、そういった悲劇は日本中で起こっていた時代。
そんな大変な時期だからこそ、他者と助け合い、生きていこうとは思わなかったのか?
個人的に、とても不愉快な作品。