てとてと さんの感想・評価
3.6
物語 : 2.5
作画 : 3.5
声優 : 4.5
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:観終わった
陰陽やニンジャ絡みの伝奇バトル系、OVA全3話90分くらい。キャラやバトルは良いが展開が粗く終盤が雑
悪党が四神の一人で悪用の為?朱雀のヒロイン狙い、彼女の為に白虎の主人公や師匠らが立ち向かう。
【良い点】
ダークでスプラッターな伝奇的雰囲気とバトルが見応えあり。
敵がニンジャやゾンビぽいクリーチャー、主人公らは格闘技や陰陽術?でガンガン戦う。
設定はよく分からずとも、敵味方のやりたい事や話の構図は分かり易い。
ドラマの鍵を握るヒロインをめぐって、主人公と敵ボスが対峙していく王道。
主人公の師匠なめっちゃ強い老法師の飄々とした強キャラ感や、その師匠との気の置けない掛け合いのテンポ良し。
師匠はかなり魅力的な老戦士だった、。
助っ人で参戦する僧兵二人組のキャラも良い。
鬼神童子ZENKIの神酒壮真ぽいオラオラ系僧侶と、真面目系イケメン僧侶コンビ。
池田秀一ボイスの敵ボスの強さと悪のカリスマ感は中々だった。
ヒロイン・詩穂のテレ顔が可愛い。
OVAなのでHな見せ場も。
声優陣が渋い。主人公の青年が玄田哲章氏でタフガイな感じ、故・大塚周夫氏の渋さも師匠の魅力引き立てた。
敵ボスの妖しきイケメンの池田秀一ボイスも絶品。
【悪い点】
四聖獣に関わる設定やストーリーがいまいち分かりづらい。
序盤字幕で解説はあるものの、以降話が分かりづらい。
90分ある割に話が単調でキャラドラマや掘り下げが物足りない。
主人公ヒロインのロマンスが物足りず、ドラマの盛り上がりがあまり無い。
終盤山場の敵ボスがヒロインの犠牲で自滅したり、主人公も死亡するも来世で再開誓うシーンがアッサリで余韻が無い。
師匠もアッサリ退場など、終盤が盛り上がらず。
猟奇バトルの雰囲気は良いが、やや単調。
特に後半はややフラストレーション感じる。
バトル描写もヒロインのキャラデザも1話は良いが2話以降イマイチ。
【総合評価】5点
魅力は感じる伝奇バトル物だけど、このジャンル好きでなければ難の方が多い感じ。
雰囲気や作風事態好みならは粗さは許容範囲か。
評価は迷うところ「普通」
敵ボスの池田秀一氏とヒロインの玉川紗己子(現・砂記子)氏は夫婦(本作当時から夫婦だったかは不明)、捕らえたヒロインに執拗に迫り「さあ私の愛しい人」などなど。
声優ネタ意識すると萌える。