タック二階堂 さんの感想・評価
3.2
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
キャラが弱い、フラダンスのアイドルユニット物語。
詳細は公式でも。
フジテレビが東日本大震災発生から10年となる2021年に、アニプレックス・イオンエンターテインメントと共同で被災3県(岩手県・宮城県・福島県)を舞台とするアニメ作品を発表する企画「ずっとおうえん。プロジェクト 2011+10…」の一環として制作された作品です。制作はBN Pictures。
東日本大震災で命を落としたフラダンサーの姉を追い、福島県いわき市のスパリゾートハワイアンズにフラダンサーとして就職した主人公・夏凪日羽と、その同期の仲間たち4人の成長を描くストーリーです。
まずキャラが弱い。
もう少し、特徴的なキャラデザでも良かったのでは? 特に主人公の日羽が没個性的なキャラデザ。ややもするとモブなのかなと思うぐらいです。
地味なのはキャラデザだけじゃなく、ストーリーも非常に地味です。なんというか、話に起伏が乏しく、キャラの掘り下げも足りない。そのため、仲間のキャラがどんな性格なのか、最後までよく分かりませんでした。
それと急なファンタジー要素…{netabare}フラ人形が喋りだす=亡き姉が憑依{/netabare}これは必要だったのか謎でした。
ただ、さすがの吉田玲子脚本。中盤、終盤には涙を誘われる場面もありました。
結論としては、もう少し特徴的なキャラデザで、1クール12話ぐらいで制作されれば、かなり高い評価を得られた作品なんじゃないかなって思います。惜しいですね。