てぶくろ さんの感想・評価
2.0
物語 : 1.0
作画 : 2.0
声優 : 3.0
音楽 : 2.0
キャラ : 2.0
状態:観終わった
何処が悪いっていわれると"根本から"とかになっちゃって困るんだけど…
この作品を視聴していると、なかなか形容し難い気持ちに苛まれます。
ストーリーの大筋や設定は良いですが展開は凡庸で、作画は悪いという程ではありませんが良くもなく、キャラデザもパッとしない。
奥が深そうな作品ではありますが、そのワクワク感よりも 広げた風呂敷を畳めるのか? という疑念の方が勝っている現状だと思います。
なんというのでしょうか、出来の悪いソシャゲのメインストーリーを読んでいる気分になります。
まだまだ序盤ですのでこれから先どうなっていくのか分かりませんが、この作品は「画」がつまらない事は確かなので、ストーリーの力だけでは厳しい気がします。
全体的に つまらない作品 というよりかは、面白味に欠ける作品 になりそうな予感がします。
5話視聴後 追記
ヤマビトの謎ダンスで笑ってしまいました。
いよいよ作画が怪しくなって来ましたね。ストーリーが面白くないのに作画も崩れだしたら…。
6話視聴後 追記
{netabare} どう言えばいいのでしょうか…。この苦笑いするしかない感じ。
せっかくのオリジナルアニメな訳ですし、1話1話ちゃんと意図を持ってやっていきましょうよ。
話の杜撰さは取り敢えず置いておくとして、今回私が気になった所はファザードとの対決のシーンです。
カンナギ合体して、いざ戦闘だ!となってやったことが、その場からほとんど動かず槍をやぁ!と突きだしたら相手も武器をやぁ!と突きだして切っ先がぶつかってエフェクトがバチバチっとなって両者ぶっ飛んで壁に激突でひびが入る!
……なんというか、その…、小学生の自由帳じゃないんだからさ…。
そもそも、あの合体状態もなにがどう強化されて、どんなことが出来るようになっているのかをちゃんとやった方がいいと思うんですけどね。
後、この作品はとにかくカット割や演出がダサい。
前半の斬ったと思ったら残像だ!とか、そっくりさんがシャドーボールを撃つとき画面をわざわざ2分割にしたりとか、なんでそんなことすんの?みたいなことが多い。
あのそっくりさんにしても、顔は一緒だとしても髪形も同じにしてるのは何故に?
第10話視聴しました。
{netabare} なんだか面白いくらいダサいですねww
この作品は 作画が悪い とは別のベクトルで ダサい も共存していますね。
第10話にして、まだこのダサさが加速するとは思いませんでした。
実験体が大集合しているところ、研究員のなかに髪型を統一する係がいるのかと思うと面白いですね。
クライマックスへと向かっていってますが、どうしても眼が滑るのは設定に対して画面上の情報量が少ないのも原因の一つだと思います。
特に9話が顕著でしたが、ファンタジーな舞台設定に対して背景 美術は最低限、ロマーナさんの過去にしてもあんな砂漠の真ん中の仮設基地でもロマーナさんの衣装はそのまんまとか、飛行船の内部もほとんど映らないとか、ただ進行のため質問するだけのバカに仕立てあげられたメランくんのなんでもないカットとかなどなど…。
残り数話死体蹴りみたいな事態にならないことを期待します。
いや、もういっそ盛大に爆発してほしい気もしますけどね。{/netabare}
最終話視聴しました。
{netabare} あー…これは…あれですね、打ちきり系アニメですね。
最初に危惧した通り広げた風呂敷を畳むことができず、投げっぱなしジャーマンを喰らわしてくれました。
でも正直、期待値の低かったアニメが期待値の低いまま終わったので驚きもがっかりした気持ちもないですね。
世の中に結果の振るわなかったオリジナルアニメーションは数あれど、その中でもこの作品は"ガチ"な感じがしますよね。
この手の作品は大抵、『ここはこうだろ!』や『こうはならんやろ!』とかで盛り上がることも出来るんですが、この作品はネタとして消化することも難しく苦笑いするしかありません。
レビューを書いている身として、こんな言葉は本当に使いたくないのですが、どこが悪いかって言うと"根本から"になっちゃうんですよね。
制作に関わった方たちは切り替えて次頑張って下さい、と励ましたくなります。
監督とプロデューサーは、しかと結果を受け止めていただきたいと思います。
{/netabare}