「藤子・F・不二雄のSF(すこしふしぎ)短編シアター ミノタウロスの皿(OVA)」

総合得点
71.0
感想・評価
19
棚に入れた
92
ランキング
1437
★★★★☆ 3.8 (19)
物語
4.3
作画
3.6
声優
3.7
音楽
3.5
キャラ
3.7

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タイラーオースティン さんの感想・評価

★★★★☆ 3.9
物語 : 4.0 作画 : 4.0 声優 : 4.0 音楽 : 3.5 キャラ : 4.0 状態:----

残酷だけど考えさせられる作品

藤子・F・不二雄の短編作品では最も有名な作品だと思います。ちなみに自分は恥ずかしながら最初、ミノタウルスの血と読んでしまい、何かそういう儀式的な内容かなと思ってその内容に驚いた記憶があります汗。

主人公が21エモンそっくりゆえ親しみやすい絵柄と短編ゆえに最後まで読めますが、人間が家畜とされる惑星で、ミノタウルス(牛みたいな生物)に食べられるという地球とは真逆の発想。そして食べられてしまうミノアというヒロインはそれを光栄であるとして振る舞ったりと、それは地球でも松坂牛や神戸牛といった具合にもてはやされていたりでさしずめミノア=松坂牛といったところでしょうか。

そう考えてみると、なんとも残酷さが滲み出てしまいますが、我々人間も生きる為に色んな命を頂いているんだなと前に見た「ブタがいた教室」という映画を思い出します。

そして、壮絶な経験をした主人公がラストで念願のビフテキを食べるのですが、その様子も重いものがありましたね。

投稿 : 2023/02/01
閲覧 : 106
サンキュー:

3

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