剣道部 さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
原作の再現性は高かったように感じる
[文量→中盛り・内容→酷評系]
【総括】
原作既読です。私の場合、ストーリーを重視してアニメを観るので、原作既読の作品は、「どうアニメ化されるか」という「確認」みたいな意味合いが強いです。
よって、2、3話観て、ある程度のクオリティがあってアニオリ要素がない場合は、途中切りで評価は3(デフォ)にすることが多いです。
本作もその1つ。ただ、単純に私は、グロいの苦手だし、原作からして、そこまで楽しめなかったのは、あるんですけどね。
本作、原作をよく表現できている、、、どころか、はっきり言って、原作より良く出来ている気がしました(笑) 私と違い、原作が好きな方は、楽しめると思いますよ!
《以下ネタバレ》
【視聴終了(レビュー)】
{netabare}
原作を読む前、面白い面白いという評判を聞き、ハードルが上がりすぎたのも悪かった気がする。
1期?を全巻読んだ上で、中の中くらいの面白さ、と感じてしまった。
私の中では、本作は、「空気系」の作品なんですよね。「けいおん」や「ゆるゆり」と同じ系列。
違いは、陰か陽か。「けいおん」などが、「陽の空気系=日常系」なら、本作や「MONSTER」などは、「陰の空気系」。
ちなみに、私は、「MONSTER」も「二十世紀少年」も、陰の空気系だと思ってます。それは悪口ではなく、読んでいる「最中」が楽しい作品だということ。「その作品の空気感(雰囲気)に浸ることが楽しい」のが、空気系です。
日だまりの空気が好きな方も、墓場の空気が好きな方もいるだけの違い。
あとはまあ、、、いわゆる「考察系」とか言われる作品の中で、不思議な雰囲気とメチャクチャな展開によって読者の解釈合戦が盛り上がる、、、みたいな作品は、昔から苦手なのもあります(苦笑)
というか、それ系の作品で、綺麗に伏線を回収し、素晴らしい最終回を迎えた作品を、ほとんど知らなくて(汗)
そういう作品って、大抵が「ただの言葉足らず」です。言葉を扱う仕事として、相手に伝わるよう、言葉を厳選して積み重ねている丁寧で誠実な作品より、だだ「伝えられない」「伝えない」作品が評価される現実が、個人的に悔しいというのもある(苦笑)
大抵の場合、連載初期からの筋はなくて、偶然盛り上がっちゃって、読者に作者が乗っかっちゃって、風呂敷広げるだけ広げて、最後も謎を残して、雰囲気だけオシャレに、あるいは残酷に終わる。
本作がそうならないことを、切に願っています。
{/netabare}