ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
本の虫
本が大好きで「虫かぶり姫」と呼ばれているエリア―ナ。
王太子のクリストファーと婚約する。
エリア―ナは本以外にクリストファーという大事な人ができるのであった。
まず、エリア―ナがとても有能な事を言わなければならないでしょう。
現場からの報告書を読み取って政治に活かす能力。
エリア―ナは統治者として優秀ですね。
本を読む事で歴史を知る。
これは過去の出来事からの未来を予想する手掛かりとなります。
エリア―ナは食物の備蓄や貧しい地域の特産品を進言します。
本から知識を得ているだけではないのです。
クリストファーはエリア―ナにベタ惚れですね。
エリア―ナと婚約して、王宮書庫室の出入りを許可するのは、エリア―ナの本好きを理解しているから。
クリストファーはエリア―ナとの結婚相手に相応しい事を認めさせなければならなかった。
エリア―ナの知らない所で活動していたクリストファー。
王宮の女性問題は複雑でしたが、全てを利用してエリア―ナを守る覚悟があったのでしょう。
クリストファーは王族という地位や若くてイケメンという側面もありますが、
一番素敵な所は、エリア―ナを一途に愛している、という所です。
王宮内の女性のドロドロした事も描いています。
本を読むだけのエリア―ナにとっては難題でした。
たしかに王宮での立ち居振る舞いなど負担になる事もあります。
しかし、頼れる存在がいる、という事は心の支えになります。
権威や権力が好きな貴族たちは、何とかクリストファーに近づこうとします。
クリストファーが相手の本質を見抜く能力があって良かった。
将来の国王としては当然の事なのかもしれませんが。
本作品は、エリア―ナとクリストファーの恋物語。
邪魔者は存在しますが、障害が大きいほど、その障害を乗り越えた時の絆は深くなるというもの。
視聴スタンスとしては、エリア―ナに感情移入して、クリストファーに大切にされる事で十分です。
有能でイケメン王太子に好かれる体験をするのも良いかもしれませんよ。