RFC さんの感想・評価
4.1
物語 : 4.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:観終わった
良質な純粋ファンタジー
雰囲気がジブリ…特にナウシカっぽいですね。
古き良きド直球ファンタジーが見たくなって視聴開始。
【作品概要】
雪海という水っぽい気体?に覆いつくされ、
陸地がほとんどなくなって人が住めなくなった世界。
軌道樹という巨大な樹の上に住む主人公カイナ。
彼の数人の集落の他には人がいないと思っていました。
しかし狩りの途中に地上から上がってきた少女
リリハと出会い、物語は動き始めます。
【作品に対する感想】
世界観凄いですね。
人類滅亡寸前。
現実の世界もいつかこんなことになるのかな?
ナウシカが森、ラピュタが空。
で、カイナは海…と言った印象です。
ボーイミーツガールとファンタジー。
いいですね。
7)のような粗がないことはないんですけど、
毎週心待ちにするほどには、楽しめました。
劇場版も期待できそうです。
1)物語
大きな世界を前に、よく分からないことも多いんですけど
(雪海って何なの?軌道樹って何なの?とか)
割と抵抗なく受け入れられました。
同時期のアルスの巨獣(受け入れられなかった)と
何が違うのかなー?
虫を食べる…抵抗ありますねー(^^;
2)作画
軌道樹や巨大な虫、建設者、雪海、海中
どれも独特の雰囲気で引き込まれました。
作品の雰囲気を十二分に表現していたと思います。
3)声優
高橋李依さん(リリハ)
アニメらしくない外連味軽めの演技が
逆に雰囲気に合ってると思います。
「え?」とか。
檜山修之さん(バルギア提督)
こんな声も出せるんですね。
アニメで聞いたことがないタイプの声で印象的でした。
4)音楽
OP「テレパス」
独白みたいな特徴的な歌い方がインパクトあります。
5)キャラ
純朴なカイナと使命に真っ直ぐなリリハがいいですね。
➀カイナ
人同士が殺し合う意味が分からない。
ゆえに危機感がなく初動が遅れる。
育った環境の違いだけに、しょうがないですよね。
同年代の女の子に会ったことがないって
色恋のあたりはどんな感じなんでしょうか?
いろいろ想像させられるキャラでした。
➁リリハ
ぱっつんは苦手なんですが、この娘は大丈夫でした。
覚悟を決め方がすごく好きでした。
あとはったりかましたり、機転が利く所も好印象。
➂アメロテ
まともな感覚の敵将。
あんな求心力がない提督なら、殺して彼女が
施政した方がまだましな気がします。
兜を開くと、猫耳みたいになっていとカワユし。
➃バルギア提督
残忍なキャラ付けはまあアリとして、
指揮官・支配者としては短絡的・三流すぎて
よくあれで支配者になれたなと唖然。
残忍+知略であればかなり怖いラスボスになったと思います。
6)印象深いシーン
{netabare}
➀虹
数日かけて樹を降りていきましたが、
食べるのは現地調達として、あちらの方はどうするんだ?
と思ってたらやっぱり…。
虹は斜め上の予想外でした。
➁カイナを性的接待すると想像して むくれ顔のリリハ
リリハはこういうストレートな表情が魅力的です。
まあ、そのあと自分が一番の大サービス
しちゃうんですけどね(笑
{/netabare}
7)「?」なシーン
{netabare}
➀敵地ど真ん中で自殺行為
リリハの覚悟の決め方はすごくいいんですけど、
敵地のど真ん中で身バレを全く気にしない発言など、
カイナや弟君の自殺行為がちょっと気になりました。
➁ポロリ
ポロリに関しては、
「やっぱアニメ的にそうせんとあかんのかね…」
って斜めから見てましたが、好意あるもん同士、
もういいんじゃない?って感じました。
なにも3発もひっぱたかんでも(^^;
➂優先順位見誤るリリハ
戦争に負けたら皆殺し。
にも拘らず目の前の一人を優先して、
戦争を止める可能性があった旗を燃やしてしまいました。
結果的に提督死亡により戦争は勝利し、
大軌道樹の位置はカイナが暗記していたので
事なきを得ましたが、為政者の判断としては誤りかなと。
➃最大出力やりすぎ
賢者の遺物とはいえ、大きさと出力があまりに
アンバランスで唖然・・・
➄超遠距離ヘッドショット
マスケット銃みたいなレベルのもので、
オリノガすげー(^^;
{/netabare}