えりりん908 さんの感想・評価
3.2
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 3.0
状態:観終わった
同じ鬼頭さんCVだけど、理屈屋琴子ちゃんとは真逆の、武闘派ヒロイン?
最初は何も知らずに、偶然観たんですが、{netabare}
主人公イングリス姫様のCVが鬼頭明里さんじゃないですか!
同じクールで、「虚構推理」と、ここまで正反対なヒロインを演じ分ける{/netabare}鬼頭さんが素敵過ぎます♡
琴子ちゃんが理論派であるばかりでなく、
後付けの屁理屈や嘘八百で相手を手玉に取っちゃうのが「虚構推理」の面白いところだし、颯爽と演じる鬼頭さんのヒロインボイスが魅力なんですが、「英雄王」は{netabare}理知も度量もしっかりと持ちながら、
「武」を極めるためだけに二度目の人生を歩む、
しかし身体は女性として生まれてしまった、
そんな人物の生き様を描いてくれるんだと思います。
そもそも赤ん坊の頃にすでに、
人々の恐れる巨竜を魔術の一撃で撃退してしまうのが、
笑えるし、カッコいいです。
女に生まれてしまったことは、
武を極める上では不利なことであるのは間違いないと思うのですが、
それすらも敢然と受け入れて、己を磨き、より強き好敵手を求める。
そんな極端に武勇のみに特化した人物が、
女の身に生まれてしまった身体性に揺すぶられることもなく、
中身、というか心根は、生まれ落ちて10数年も経ちながら、
しっかりと老雄のままなのが、絶妙なギャップ感になっていて、
ちゃんとコメディしてますw
エーテルとか、アーティファクトとか、
いかにもファンタジーっぽい言葉が飛び交いますが、
どうやらそのへんの理屈が、
英雄王の時代と、生まれ変わった時代ではまるで違うみたいです。
イングリス姫、書庫でいろいろ検証していますが、
文明は、英雄王の頃からは完全に途絶しているみたい。
これって、ひょっとしたら、
時代がくだったのではなく、
異世界から異世界への転生じゃないの?
なんてことを考えたりもしてしまいますが、
要らないことなんでしょうね。
とにかく、メチャメチャにイケメンなイングリス姫様の格好よさを
{/netabare}鬼頭さんの「武勇系」CVで楽しめるのが素敵!!
そういう感じで鑑賞できれば、いいと思いますよ(*^▽^*)
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もっと武闘系なのを期待していたのですけど、
{netabare}マナとかアーティファクトとか天上人とか、
ややっこしい設定が多くて、わかりづら過ぎ・・・
しかも、武を極めたいと言っていたのに、
王様が生まれかわってからでは、
幼女時代に剣技で秀でた才能を発揮するところまでがカッコよかっただけで、
成長後は終始、魔力戦闘。
英雄王、こんな武を極めたかったのかなあ?
ガチバトルにいそしむ美少女戦士を期待してただけに、
ちょっと、すごく、ガッカリでした・・・
イングリスは可愛かったけど、
それだけに、それを自覚してる中の人=英雄王という設定がずっとつづくのは、{/netabare}ちょっと気持ち悪かったですねw