テングタケ さんの感想・評価
3.5
物語 : 3.5
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 3.5
キャラ : 3.5
状態:観終わった
オトナのエンターテインメント
漫画コブラの初映像化作品にして劇場公開版。主演は松崎しげる。
野沢那智と比べて云々言う人も多いと思うけど、実はこっちが元祖。まあ本職と比べると…というのもあるけど、私にとって松崎しげるは「愛のメモリー」の歌手で「トミーとマツ」の役者で「スターウォーズ」の声優で、本職が謎。今となっては黒い人というのが最大のアイデンティティー。
劇場公開時は3Dナントカがウリだったような。確かに観ていると、奥行きを意識した多重スクロールのような演出が目立ちます。あとコブラの顔がいくつも表示されるような、ちょっと洒落た演出もあり。ストーリーは、原作の設定やキャラを適当にごちゃまぜにした感じで、完成度が高いとは言えないけど決して悪くないです。
最大の変更点は、コブラの左腕が取り外し式じゃなくサイコガンに変身するところ。これじゃクリスタルボーイ倒せないじゃんと思ったら、案の定よく分からない倒し方でした。そのクリスタルボーイ、体内から肋骨を引っこ抜いて武器にする辺り、クリスタルと言うよりゼリーボーイって感じです。肋骨投げてるといつか銀河鉄道999の骨男みたいになっちゃうぞ。声はTV版の小林清志のほうが圧倒的に貫禄があります。
コブラといえば(アメリカンな)美女ということで、本作でも脱ぎっぷりのいいグラマー美人が3人出てきます。尻とか丸出しですが、トップには星型シール貼ってます。アメリカのストリッパーか!終盤でピンクの綺麗なソレが一瞬映るので、どうせなら最初っから見せてくれても良かったのに。
というわけで、オトナのエンターテインメントとして時間分しっかり楽しめました。