ローズ さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
レインメーカー
ビーストテイマーのレインは、勇者パーティーのサポート役をしていたが解雇される。
冒険者になろうとしたレインは、猫霊族のカナデと出会う。
カナデと契約をして、レインは最強種の能力の一部を得るのであった。
最近は対象を使役するテイマーが流行しているのでしょうか。
テイマーが強くて対象を抑える力を持っている事が前提になると思うのですが、
本作品は違いますね。
最強種である対象を簡単に使役できています。
しかも、使役できるようになると、能力の一部がテイマーに反映される仕組み。
何だか、主従が逆転しているように思えます。
レインが簡単に最強種を使役できてしまうので、物語はサクサクと進みますね。
本作品は1クールという短い長さ。
その短い話数の中で、最強種4種(5人)を使役するようになるので、仕方が無い側面もあります。
レインとしては、最初にカナデを使役できるようになったのが大きいかも。
ゲームで例えるなら、冒険者となって最初の村で最強の武器を入手したようなものかなぁ。
使役対象が、全員、女性というのは原作者の好みなのかもしれませんが。
レインを善にするために、勇者を悪にしています。
勇者としては、1度解雇しているので関わらないのがいいのでしょうが。
いくら何でも雑事を押し付けるために犠牲になるメンバーが必要というのは、やり過ぎ感があります。
最強種を使役しているレインが勇者を倒してしまう展開には驚きましたが、
その事を根に持って悪事を企てる勇者って、本当に勇者として正しいの?
お互いに力量を称え合って魔王を倒すために協力しましょう、で良いと思うのですが。
結局、可愛い美少女が戦う平凡な仕上がりになっています。
テイマーも戦いますが、対象を使役して情報収集という面の方が、テイマ―としては正解なのかも。
転生物ではありませんが、異世界もの好きな人に向けた内容でした。