nyaro さんの感想・評価
3.0
物語 : 3.0
作画 : 3.0
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:途中で断念した
シリアス?ギャグ?日常?キャラ萌え?百合?全く分かりません。
教えられない先生が教えるというギャグなんでしょうか?ラノベだと思いますので、設定はかなり荒唐無稽でもいいんですけど、何というかすべてが不自然というか虚構じみているというか…
例えば「プリンセスプリンシパル」も本作と同様に女子だけスパイ組織で設定自体は荒唐無稽ですが、その舞台に女子たちを置いた場合のキャラ設定、言動に理由や合理性があって、ヒューマンドラマとして成り立っています。
本作の場合は、人間の言動や組織の在り方に理由も合理性も感じない…というか言動からキャラ設定、内面が見えてこないと言い換えてもいいかもしれません。かなり低学年向けの作りに見える…いや、それでも優れた子供向け作品には省略はあっても、理屈はあるからなあ…うーん。はっきり言えば、キャラの動きが不自然すぎてストーリーとして成立していない気がします。
1話では、そこを逆手にとったシュールギャグか?と思ったんですけど、あるいはお風呂のシーンが唐突にあるので日常か?とも思いました。
いや、先生の描き方から言って、ギャグは明らかに意識はしてますよね?あれを真面目にやっているとしたら理解不能です。ボートのシーンを真面目にスパイものとして高能力者同士の丁々発止をやっているつもりなら噴飯ものです。ギャグだと言って欲しい。
絵に題名が直接しかも完成前に書いてあるとか、さっきまでいっぱいいたボートの観光客はどこに行ったの?とか、先生が夜中に1人で一生懸命足枷を仕込んでいるとか、その足枷が飛び出して足に上手くはまるとか、部屋に入った時点で察している理由が何となくとか…
2話だとなんかそうでもないし…かといってキャラ萌えするにもキャラが誰が誰でどういう特徴があるのかも全然見えてこないし…アサルトリリー感もちょっとありましたけど、あっちはゲーム的な設定はちゃんとあるし百合という売りはちゃんとあるし…本作は百合ですらないですよね?
そもそも不可能任務って言葉をゲシュタルト崩壊するくらい繰り返すし…何が不可能なのかよくわからないし…つまり、何を楽しめばいいのか本気でわかりませんでした。逆にどのジャンルに帰結してゆくのか、ちょっと興味はありますけど。ただ、一応断念にしておいて、もし終了後に評価する気がおきたらまた見ます。(2話見る限り、暗殺教室のスパイ版???)