くまごろう さんの感想・評価
2.5
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 1.0
状態:観終わった
忍者なんて、いるはずないだろ。
視聴完了
全12話
ジャンル
SFアクション
あらすじ
普通の高校生だった主人公が、忍者の里の後継者だと告げられ、裏切りと戦いの渦中に巻き込まれていく。
っていうのが設定らしいんだけど、
視聴完了後のあらすじとしては、
古より伝わりし忍侠に基づき、闇夜に紛れ現代兵器で目標を達成する、いわゆる忍者。最大勢力である甲賀と、少数ながらも秘伝の武装を所持する伊賀の争い。
しかし甲賀のトップの目的は伊賀を倒すことではなく忍者を殲滅することだった。
平和に暮らしたいだけの主人公は甲賀のトップと交渉するが決裂、殴り合いの末和解することを目指し戦うが、横から現れた叔父さんに甲賀のトップを殺されてしまう。
その後主人公は就職して出勤する。
うん、意味不明。
感想
個人的には今期ワースト1
設定に芯がなくストーリーがジェットコースターの如く乱高下する。
とりあえず、何も考えないでクソダサアーマーを着たテロリストとクソダサアーマーを着た機密組織のSFバトルものと見ても、面白くないけど、絵は綺麗だし、まぁそこそこ。
設定とか展開とか考えると本当につまらない。
以下忍者もので色々考えた感想。長くなります。
まず設定。この作品は現代社会に潜む忍者達の争いを描いた話なはずなのだが、背景とか状況の説明がない。そのためなぜ甲賀と伊賀が争っているのかが分からず、甲賀が掲げる前党首の仇討ち、というのもなぜそれが起こったかも分からず、確たる証拠もないのでなぜ伊賀がやったことになっているのかも不明(本来は甲賀と伊賀は対立している→当主が死んだ→甲賀の仕業に違いない!という構造なのだと思うが、前述の通り甲賀と伊賀の対立理由がわからないので説得力皆無)。そんな状態で甲賀と伊賀の対立が描かれていくわけなので意味不明。
次にストーリー展開。
主人公当主の息子だと身バレ→あんにんが保護している安全な学校に入学→学校内で甲賀の生徒に攻撃される→攻撃は防ぎつつ普通に夏休み→甲賀と伊賀の対立により学校休業(そのまま終了)
学校いらなくない?!しかも安全だと言われたのに全然安全でなく、あんにんの信用失墜ももたらすという。
学校は新たなキャラの紹介の場になってるっぽいのだが、すざくはcm中にやっていた漫画版の設定のほうがまだマシ。女の子2人?風魔とか雑賀とかの設定を使ってないんだからどう加入させたって同じ。
次にキャラ。
主人公はただのモブ。最初に当主の息子と聞かされてから成長とかせず、最後まで叔父さんに守られて終わり。
むしろおじさんが主人公なのでは。
友達の女の子も微妙。風魔、って何?あと雑賀の方はマジで雑。武器開発担当っていう立ち位置もよく分からないが、作るものが適当すぎる。最終決戦満を期して出てきたにも関わらず、何故敵のロボを一時停止させるだけの機械なのか?準備する時間がないとかならわかるが、てきを破壊する兵器だって作れるだろう?そんな腕もないほどへっぽこなのか?
スザクは、ただのあまちゃん。主人公を殺すと殺気を振り撒きながら、タイマンの時はアーマーの上からの致命傷にならない攻撃ばかり。あの劇ダサアーマー顔は出てるのだからそこ狙え。
紅雪はいいキャラだったけど、マイクロチップを埋め込んで自由に操れるなら、もっと伊賀の人間を皆殺しにして、自害もさせろ。ってこれは操ってる方の話ですね。紅雪自体はいい感じ。
あとは映像。
全体的に綺麗。
ただ構成というかデザインというか全体的にダサく、忍びすごい!他ならない。
特にひどいのが全員つけてるアーマー。クソダサな上に、キャラを区別するためか顔は出しているので機能的にも弱そう。シリアスなシーンでもクソダサアーマーのせいでシリアス感が薄れる。
あと戦闘。この作品は甲賀対伊賀であり、戦うのも忍者同士か、忍者と忍者ロボなので、あまりさがつかず忍者感がない。
あと、これはそんなにマイナスではないのだが、忍術は現代兵器を使用している。ラスボスも追い詰められて銃を使う。まぁくない投げるより銃撃ったほうが強いよね。
と、ここまで忍者と言いながら忍者要素をひたすら潰してきて、最終回cパートで、主人公からタイトルの一言。
そっかぁこの作品は忍者の話ではなく、正義の暗躍集団対悪のテロリストの話だったんだ、と納得。
忍者なんて、いるはずないだろ。
総評0点
よかった点
絵が綺麗
悪かった点
設定
ストーリー展開
キャラ
デザイン
結末