タック二階堂 さんの感想・評価
3.5
物語 : 1.5
作画 : 4.0
声優 : 4.0
音楽 : 4.0
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
春アニメへの転生は大失敗…
詳細は公式でも。
巷間にあふれかえって食傷気味な「○○さんは△△」。ほとんどが出オチ作品で、1クールでお腹いっぱい。飽き飽きしているという向きも少なくないでしょう。僕もそうです。
そんな「○○さん」を初制作するのは、「かげきしょうじょ!!」「Do It Yourself!! -どぅー・いっと・ゆあせるふ-」のPINE JAM。
僕(モブ)の白石くんは存在感が希薄。誰にも気づかれないという、幽霊のような存在ですが、学園のマドンナ・久保さんだけは僕に気づいてくれて、イジってきますよという、高木さんなんだか長瀞さんなんだか、みたいな話です。
でもねえ、さすがPINE JAM。
久保さんの可愛さがダントツ。キャラデザもそうですし、声優に花澤香菜さんを据え、性格も非常に可愛い。
こういった作品はヒロインの可愛さがキモ。そこを十分理解して、そこだけは絶対に譲らないという制作姿勢が好感が持てます。
まあ、こういった作品ですので何期も賞味期限が持つというものでもなさそうですが、今のところ新鮮味というのもあって非常に良好な初回スタートだったと思いますよ。
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
作品の根幹をなすテーマ性を否定するようで心苦しいのですが、さすがに今回(ちょっと前回も含む)は無理がありすぎて言わずにはいられません。
白石くんを、まるで透明人間のような設定にしたのって、話が進めば進むほど無理がないか?
誰にも気づかれないモブ。そんな白石くんがバレンタインにチョコクッキーをもらいました。でも、そんな白石くんを認識できる唯一の人、それが久保さんです。そのことは白石くんも自覚しています。
なのに「誰だろう、僕なんかにチョコをくれたのは?」じゃねえだろうよ。「義理チョコだとは思うんだけど」いや、誰がおめえに義理なんか感じるんだよ、存在すら認識されてねえのに。
ね?
もはや鈍感とかいうレベルじゃなくて異常者、狂人ですよ、こんなん。
こういうところなんですよね…
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
目の前にいるのに「白石見た?」と聞く久保さんの友達。
生徒手帳を落としたのに、もう白石を認識できないコンビニ店員。
誰も白石が見えないのに、久保一族だけは認識できる。
ここから導き出せるのは、白石は透明人間か幽霊。
にも関わらず、熱を出した久保さんを保健室で寝かせたあと登場した保健の先生。ふつうに白石と会話している。
とまあ、このように設定がメッチャクチャです。
でもいいんだ。
久保さんの「一緒に保健室いってくれるの?」というセリフで。
久保さんというか、花澤香菜さんの声で。
という人のための、深く考えるアニメではないです。
というわけで、はいまた来期に続く。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
ちゅうこって、春アニメに転生して再放送していましたが、ようやく新エピソードが来たので観てみました。
えっと、こんなに面白くなかったっけ?
多士済々の今期に転生してきたのは大失敗だったのでは?
空気どころの騒ぎじゃないぐらい虚無感を味わいました。これはもうPINE JAMがどうこういうレベルじゃなく、原作が微妙なのでしょう。
1話がこんなに長く感じたのも久しぶり(見どころいっぱいで長いのではなく、「早く終わらないかな」の長さ)。もう、ちょっと観続けるのは無理かな。お好きな方にはごめんなさいね。
{/netabare}