シボ さんの感想・評価
4.5
物語 : 3.5
作画 : 4.5
声優 : 4.5
音楽 : 5.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
海賊と王女要素は薄めでした。
娼婦になることを拒絶し、島を脱出しようと画策する少女
フェナ。
時々ハッとするくらいの輝く瞳の描写で、観始めたばかりなのに
魅了されてる自分がいました。
序盤、フェナの置かれた状況はかなりシビアです。
それでも随所にコミカルなシーンも多くて
この作品ってどういう方向性なの?ってなります。
フェナと旅することになる雪丸達ゴブリンの剣士。
突然の中世ヨーロッパの世界感の中での忍者?兜を身に
着けた侍風の彼らがとても良いキャラで毎回彼らの活躍が楽しみに。
様々な仕掛けを解き明かしつつ進む探検、冒険の物語。
フェナと仲間達の関係性も良かったし、最終目的地エデンに
到達するのを楽しみに毎回観てました。
ただ最後の最後エデン編がちょっと難しかった~~><!
金銀財宝のエリアからの先へって展開はラピュタだな~なんて
観てました。
(財宝エリアで目がくらむ敵や仲間達が財宝を少し懐に入れての脱出とかも)
エデンでの選択の巫女の話はこの物語の根幹の話なんでしょうけど、
正直よくわからない!??、それってどういうこと??って
真相がつかめないまま話が進んじゃったな~。
フェナの選択がそもそも雪丸、それ以外ってのはどこで
そうなっちゃったんでしょうか?
選んだ結果、世界は破滅しないけど記憶がなくなっちゃう。
まあそういう事だったんでしょうけど、やっぱりなんのことか
良くはわかりませんでした。
(後でちゃんとした説明があるサイトを読んでみたいです)
ただ、自分的には
たとえ記憶を失ったとしても
たとえ美しかった白い髪でなくなったとしても
フェナがちゃんと生きて雪丸と出会えたのが嬉しい!!
(次世代の巫女を残すためとかってのはとりあえず置いといて)
雪丸達とフェナ。その後の新たな歩みがあったのが嬉しかったし、
なにより
「何があろうと俺が守る・・・愛してる」
「私ずっとその言葉を聞きたかったんだ」
こんなセリフでのエンディングは観て良かったで良いんです!!
最後にこの作品は音楽とても良かったです。
OPはJUNNA「海と真珠」
「へぇ~~ええお~ へぇ~え~お♪?」なんか壮大な海原や海賊達の
合の手を思わせる響きが耳に残っちゃいます。
歌声も素敵だし、なによりハレーション高めな、透き通るような白さ
で美しいフェナの演出が眩しすぎて毎回見とれちゃいました。
ED、鈴木みのり「サイハテ」
しっとりとした歌いだしから、力強いサビ。ドラマティックな
曲調の変化もカッコいい良曲でした。
フェナと雪丸の笑顔が素敵な作品でした。