タック二階堂 さんの感想・評価
2.6
物語 : 1.5
作画 : 2.5
声優 : 3.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.0
状態:観終わった
新米異世界転生少女が金貨8万枚貯めます。
詳細は略。
なろう異世界モノです。
制作は「ネコぱら」「阿波連さんははかれない」のFelixFilmです。
いやもう、あらすじを書く気にもなれない。ていうか、昨日観たはずなのに、もう内容を忘れました。それぐらいフックもオリジナリティもない異世界アニメです。
いやあ、今期のなろう地獄はキッツいなぁ…
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、いちおう切った扱いなんですが2話も観ちゃいました。
めちゃくちゃ面白かったですね。
主人公のミツハが、異世界と現代日本を自由に行き来できるという設定が斬新です。それの何が面白いんだという気もしますが、独自性という意味では良かったと思います。
ミツハが老後に備えて8万枚の金貨を貯めるというテーマが明らかになり、そのために動き出すというのもいいですね。若干「異世界転生メシ」とカブる部分もありますが、18歳のミツハが銀行に行って帯付きの札束をドンとおろすシーンとか、笑っちゃいましたね。
笑ったといえば、異世界のデコボコ道を普通の原チャリでスイスイと走るシーンですね。そんなわけねえだろとツッコミを入れながら楽しむギャグとして光っていますね。
異世界転生であるあるの設定として、一度行った場所に移動できるというものがありますが、この作品はそんなもんじゃ済まないレベルなんですよね。想像しただけで、その場所に移動可能という。その場合、地球では想像できる場所ばかりですが、異世界はそうはいかないので、いったん現代日本に戻ってからの移動という、ある意味では中継といった手法で、それもなかなか考えられていますよね。
あ、原チャリで異世界から現代日本に戻る際に、原チャリに乗ったままベッドに戻るあたりも笑えるポイントですかね。そのあと、どうやって原チャリを外に出したんだよというツッコミも捗りますね。
一見すると荒唐無稽なバカバカしい話に見えるんですが、その実、けっこう考えさせられるなかなかいい作品だなと思ったりしましたね。
……。
ま、有名アニメユーチューバーのありえない褒め殺しのマネをしてみましたが、いかがでしたかね。「うーんっと、評価はCですかね。いや、めちゃくちゃ面白かったですよ」…んなわけねえだろっ!
すみません。ひどすぎて断念です。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
もう切っているのですが…
えっと「雑貨屋ミツハ」じゃなくて「転売屋ミツハ」だろうが。
書いてるの、おっさんでしたかね。
あのですね。若い女の子はリンスインシャンプーなんて使わないんですよ。シャンプーとコンディショナーは分けるでしょ。
ボディソープでお肌がどうとか、もう苦笑しかないですね。そこは乳液とかじゃないの?
なんだかなあ…
{/netabare}
=====第5話視聴後、追記です。
{netabare}
もう切ってはいるのですが…
サブタイトル「お嬢様をプロデュース」…
あーはいはい。「野ブタをプロデュース」をパロったわけね。古っ!
「実は私、料理はけっこう得意なほうなんだよね」
レトルト食品ばっか出してるのに?
お披露目パーティーが終了して一言。「オワタ!」
いや、古いし、それにそういう時に使う言葉じゃない。
「契約事項は食材の提供と料理の指導。これでお願いする」
「だが断る」
…もう苦笑しか出ねえよ。いったい、いつの時代のネット民なのよ。今どき、そんなネットスラング使う人いないよ?
「今あるもので素早く“でっち上げるよ”」
これも使い方が微妙に違う。
【でっちあげる】
1.(事実でない事を)いかにも事実であるかのようにこしらえる。
2.いいかげんなものを間に合せに作り上げる。
2番のように使っているのかもしれないけど、社交会の料理を「いいかげんなものを間に合わせ」で作るわけない。「取り繕うよ」とかでもいいじゃん。それと、この場合「素早く」よりも「手早く」のほうがベターですよね。
このへんは、すべて作家の言葉をアニメに落とし込んでいるに他なりません。ということは、作家自体が古いワードセンスであり、言葉の誤用を推敲しないといったタイプなのでしょう。
ま、さすがは「私、能力は平均値でって言ったよね!」の作者ですね。
{/netabare}
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
結局、最後まで観てしまいました。
なんていうか、全編を通して「幼稚くさい」というのが総括です。
いろいろなエピソードがすべて軽いんですよね。軽いだけでなく、観ているほうが恥ずかしくなるレベルの子供っぽさ。
この作者は、ドラゴンというと「古竜」としか認識していないのかな。「のうきん」のラスボスも古竜だったよね。そういうところが透けて見えるあたりも稚拙というかね。
そのくせ、メタネタは作者の本来のおっさんノリ全開。だから、ミツハが19歳の女の子に見えないんですよね。
「のうきん」だけならまだしも、これまでアニメ化するほどのものなのか謎です。さらにいえば、今年もう1本アニメ化されるとか。キービジュアル、声優が発表されたのに、制作会社が発表になっていないという謎作品。まあ、期待はできないわね。あのキービジュアルの感じだと、またフェリックスな気がしますけどね。
逆に言えば、このレベルでも書籍化、コミカライズ、アニメ化されるんだというのは、なろうには夢がありますね。
{/netabare}