タック二階堂 さんの感想・評価
2.9
物語 : 3.0
作画 : 2.5
声優 : 4.0
音楽 : 2.5
キャラ : 2.5
状態:観終わった
こういう「追放ざまぁ」があってもいい。
詳細は略。
はい、今期17作品もある「小説家になろう」の異世界モノです。
えっと、制作はエンカレッジフィルムズだっけ? みんな大好き「異世界チート魔術師」(チープマジシャン)を作ったところですってよ。
はい、主人公が追放されました。
はい、途方に暮れているところに女の子がキャー。
はい、こんなところにいるはずのない魔物登場。
はい、主人公パワーで倒しました。
はい、お礼がしたいので村に来てください。
はい、冒険者ギルドに登録しました。
はい、適性検査で全属性オーラが最強でした。
はい、新入りの冒険者に絡んでくるチンピラ登場。
金太郎飴かな?
よくもまあ、こんな同じようなテンプレの作品をアニメ化したもんですね。
ま、土曜はアニメ放送が多いので、1話で躊躇なく切らせてくれる本作は優秀です。
=====最終話視聴後、感想です。
{netabare}
とかなんとか言いつつ、最終話まで観てしまったわけですが…
なんていうんでしょうね。とにかく「なろう異世界」特有の臭みというのは、実はそれほど感じなかったというか。
いやまあ、全体的に欠点が多く、特筆すべき内容でもないのですが、主人公に嫌味がなく、いわゆる「追放ざまぁ」系の作品でありながらも、ざまぁされる側が心を入れ替えていいヤツになるという展開は、なろう異世界モノでは新鮮ですわね。まあ、時代劇でよくある展開ではあるんだけどw
作者は平和主義者なんだろうね。血で血を洗う追放ざまぁにできなくもない話ではあったものの、すべて円満に収める内容。ぬるいなと思いつつも、悪くはありませんでした。
トラブルを円満解決して和気あいあいと過ごす。まあ、これもスローライフの一つの形なのかもしれないですね。
{/netabare}