タック二階堂 さんの感想・評価
3.4
物語 : 1.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.5
キャラ : 4.0
状態:途中で断念した
プリプリの名前を出すのも烏滸がましいレベル…
詳細は公式サイトでも見てください。
第32回ファンタジア大賞の大賞受賞作。竹町さん原作のライトノベルで、KADOKAWA「ファンタジア文庫」から刊行されています。
作者本人が「ジョーカー・ゲーム」や「プリンセス・プリンシパル」をきっかけにスパイを題材にしたということで、公式にプリンセス・プリンシパルリスペクト作品と言っていいでしょう。
制作は、女の子のキャラを可愛く描かせたら随一のfeel.。そして監督が「おちこぼれフルーツタルト」の川口敬一郎さんです。
キャラデザも「おちフル」と同じ方なので、なるほど可愛いですよね。文句のつけようがないくらい、圧倒的なキャラデザです。
ただ、feel.は「ぼくリメ」「組長娘」と、ここんところ肩透かしの作品を繰り出してきただけに、本作にも全幅の信頼は置けないといったところ。初回に関しても、まあ悪くはないかなといった感じでした。
正直「プリンセス・プリンシパル」の初回ほどのインパクトはなかったというのが実際のところです。指導できない天才スパイの男教官と、スパイ養成機関の落ちこぼれフルーツタルト7人が、敵国に潜入して不可能任務を達成できるのかというお話ですが、そこに至るまでの訓練を延々と屋敷の中で行っていくというだけの話なら、広がりがないなあと思ってしまいますが…
まあ、そんなこともないでしょう。
屋敷にいるだけに、毎回サービスのお風呂シーンが出てくることだけは確信していますけどね笑
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
毎週サービスのお風呂シーンがあるとの予想は、悪い意味で当たりました。まさか、男の全裸を拝もうとは…
そんなのはいいとして、いやあ暗雲立ち込めてきたねぇ…
えっと、チームの結束、師匠との絆を描きたいのなら、こんなに拙速に訓練が終わるのってないわ。各キャラに何の思い入れもない視聴者は、ここから不可能任務に挑むよく知りもしないキャラの暗躍を見せられるわけですよね…
しかも、その任務って、自国が条約を破って開発を進めていた生物兵器が敵国に奪われたから、それを取り返せって…。なんだ、そのバカみたいなミッションは…。ていうか「不可能任務」っていう言葉のチョイスのダサさよ…
そして、敵国内でのんきに酒盛りをするフルーツタルトたち…
「SPY×FAMILY」同様、ガバガバしたストーリーでマジメに観るようなものでもないのかなという気がしてきました。やー、ちょっと面白くないかもしれませんね、このアニメ。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
みなさんが書かれている感想で、ほぼ言及され尽くしています。とにかく脚本が稚拙で、仕掛けが杜撰。feel.の可愛らしいキャラデザを愛でる目的の方以外は、話が面白くなくてストレスになる作品。
1、2話が微妙でも、原作勢が「原作は面白いから」と言うので付き合いましたが、話が一区切り付いた定石の3話で離脱です。だって「アニメは面白くない」でしょ?
極上だクラウスも好きになれないし、話も陳腐だし、豪華声優陣とキャラデザで釣るアニメでしたね。ま、3話で見切りをつけられる分、「ぼくリメ」よりはマシだと思うようにします。
{/netabare}