タック二階堂 さんの感想・評価
3.4
物語 : 2.0
作画 : 4.5
声優 : 4.0
音楽 : 3.0
キャラ : 3.5
状態:途中で断念した
あの「無職転生」のスタジオバインドが手掛ける日常TSアニメ。
詳細は公式でも。
「無職転生」を制作するためにWHITE FOXから独立して立ち上げられたスタジオバインド。そのスタジオバインドが「無職転生」以外に初めて手掛けるのが、この日常系TSアニメです。原作はねことうふさん。一迅社『月刊ComicREX』連載中のコミック作品のアニメ化です。
もう、OPからさすがと思わせてくれるぬるぬる動く映像。作画も、原作を見事にアレンジして可愛らしいキャラデザに仕上げています。
ストーリーは初回だけに、まだこれからといった感じではあります。ただ、性転換してしまう薬を飲んだ引きこもりのお兄ちゃんを天才の妹が改造しましょうという荒唐無稽なストーリーを、可能な範囲でうまくリアリティを持たせているので、今後に期待が持てそうです。
主人公の女の子になったお兄ちゃんのCVには、なんと適応障害の治療に専念して活動制限中の高野麻里佳さんをドラマCDに引き続き起用。変更があってもおかしくなかっただけに、この作品に対する愛を感じますね。
スタジオバインド制作ということで期待値が爆上がりしていましたが、それに十分応えるだけの仕上がりの初回でした。これは期待大。
=====第2話視聴後、追記です。
{netabare}
あれあれ?
2話にして、早くも息切れでしょうか。
よもや出オチ作品じゃありませんよね?
というぐらい、トーンダウンしちゃった。
ひとえに、まひろとみはりの2人だけだから話がふくらまないんですよね。今回は風呂が壊れたから銭湯で女風呂、生理になっちゃたの2ネタだけだもん。
まあ、あと4人ぐらい女の子が出てくるし、来週は「まひろと未知との遭遇」というタイトルなんで、キャラ追加されることが予想できます。展開することに期待です。
{/netabare}
=====第3話視聴後、追記です。
{netabare}
む~ん…
新キャラのかえでちゃんが出てきたのは良いけれども…
えっと、根本的なことを言うと、TSの意味をまったく感じないんです。なんか、小さい女の子がお姉ちゃんと一緒に暮らしている日常を漫然と見せられているだけに感じるんです。
TSの面白さって、実は男でしたってのがバレそうでピンチっていうところにあるんじゃないかなって気がするんですが…
今んとこ、そういう気配を微塵も感じないです。
だとすると、中身は男の小さい女の子が水着選びしたり、お漏らししたりとかを延々と見せられているわけで…
スタジオバインド制作で、いろいろとクオリティが高いだけに、余計にそういった部分が気になります。
{/netabare}
=====第4話視聴後、追記です。
{netabare}
かえでちゃんの妹・もみじちゃん登場です。
うん。持ち直しましたね。今回は面白かったです。
このぐらいのバランスがちょうどいいなって感じがしました。
女の子の日常コメディのワチャワチャ感がいいですね。
それにしても、かえでにもみじ、金元寿子さんに津田美波さんという、ひと昔前の女の子日常コメディによく出られていたコンビで、なんか懐かしさも感じますね。
{/netabare}
=====第6話視聴後、追記です。
{netabare}
あれっ?
ふつう新キャラが出てきたら面白くなるんですが、なんか面白くなくなった…
なんていうんでしょ。ここへ来て、今さら中学校に行かせるのって、それが最善手とは思えないんですよね。まひろが中学に行くということは、必然的に妹のみはりが登場しないということになるわけで…
じゃあ、かえで&もみじはともかく、今回わらわら湧いてきたJCたちが面白さを牽引できるかというと、「どちら様?」状態ですもんね…
あ、本作は目的のない方向に向かっているわけではないですよ。だって、目的は「ニートの兄を更生させる」ですから。
{/netabare}
=====第7話視聴後、追記です。
{netabare}
いやあ、すごい作画。見ました? スズメの描写と動き。さすがスタジオバインド。まるで生きているかのような精緻なスズメの描写に感動しました。
でもねえ、ストーリーがねぇ…
なんていうか、TSにさほど興味がないのでわからんのですが、男が女の子の身体に変身した→男の気持ちのまま、女の子になったから許されるアレヤコレヤ(女風呂とか)で興奮する、というのがTSの醍醐味なんじゃないの?
ところが、まひろはすっかり“女の子”ですよね。クッキー作ってキャピッとか。これでは、中身が男という意味が感じられないです。むしろ、ストレートに「ニートだったお姉ちゃんを若返らせて、中学生からリスタート」物語でいいじゃんと思っちゃう。「あたしがJCだったころは、こんなじゃなかった」というジェネレーションギャップ物で。
そのくせ、ちょいちょい「俺は男だ」アピールするのが未練がましいというか。ドラクエっぽいゲームやってる男子とゲーム談義をふっかけるとか。まひろの人格がコロコロ変わるんですよね。
「いいんだよ、まひろちゃんが可愛ければ」という意見には承服しかねます。だって、中身は20代の男なんだもん。
{/netabare}
=====第8話視聴後、追記です。
{netabare}
単純に面白くないです…
中学のお友達がわらわらと家に来ました。
一緒にお風呂に入りましょ。
なんていうか、やっぱり話に目的というかゴールがないと面白くないというのがわかりました。
いや、単なる女の子の日常物でも面白い作品はありますから、そもそものポテンシャルが低いのかもしれないですね…
もはや、まひろの中身が男だろうが、TSで女の子に染まりつつあろうが、特に興味もなくなってしまったという感じです。作画が素晴らしいだけに、なおさらストーリーの冗長さが気になるといったところですかね。
ここらで断念します。
{/netabare}