runa21 さんの感想・評価
4.2
物語 : 5.0
作画 : 3.5
声優 : 3.5
音楽 : 4.0
キャラ : 5.0
状態:観終わった
おやじという生き物について
スラムダンクははるか昔に見た記憶があり、
でも、そこまで好きだったイメージはないんです。
とりあえず、一通り見た記憶はあるのですが、
内容を覚えているかと聞かれると、
ミッチーの話と、おやじ(安西先生)とのやり取りくらいしか
記憶になく・・・
あ、ゴリとはるこさんが兄妹であるのは、
花道だけでなく、だれでも驚くと思います。
私にとってスラムダンクって、正直その程度の認識で、
ガチなファンの方には本当に申し訳ない。。。
でも、今日見た映画は、
そんな、かすかな記憶しか持ち合わせていない人でも、
楽しめる作品だったと思う。
あのドキドキする演出なんか、
本当にたまらなかったです。
私はミッチーが好きなのですが、
それゆえなのか、
ミッチーの尊敬する安西先生も好きです。
安西先生がいてこそ、
この物語の魅力がぐっと増している気がするんです。
安西先生ってあんまり話さないんですけど、
突然言葉を発するとそれが名言だったりするんです。
昔はすごい厳しい人だったらしいんですけど、
何があったのか、今はとげが取れて、
花道から「おやじ~~」とあご肉をたぷたぷされても
笑っている人なんです。
今回の映画で初めて知ったのですが
(アニメでやってたのかもしれないですが、記憶がないww)
全日本の選手だったらしく、そこもびっくり。
選手が無茶をやっても、
受け入れてあげるそんな懐の広い人。
本当に不思議な方です。
でも、この人だからこそ、
やんちゃな生徒たちのやる気をうまく引き出したり、
一つのチームにまとめ上げることができたのかなぁと思います。
今回の映画でも「おやじ」が出てくるのですが、
出るたびに「あ、おやじだ」と思ってしまうほど、
キャラの濃いメンバーの中でも、
全く負けてない存在感を発揮しています。
正直今回はリョータが主役なんですけど、
「おやじ」も負けてない!!
若いころは、いくらでもやんちゃしていいけど、
年を取ったら、こういう人になりたいわ~。